iPhoneがVerizon Wirelessから発売か。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

iPhoneが日本で発売される際にも問題になりましたが、今回も最大の問題は通信規格にあります。
AT&TはiPhoneが対応するW-CDMAを提供していますが、Verizon Wirelessはauと同様にCDMA 2000を提供しており、CDMA 2000はiPhoneが対応していません。つまり、現在のiPhoneではVerizon Wirelessのネットワークで使用する事はできません。
この問題を解決するにはiPhoneがCDMAまたはVerizon Wirelessが提供を予定しているLTEに対応する必要があります。
Appleがそれらに対応したiPhoneを提供するということは考えにくいというのが大方の見方ですが、こんな報道があります。
AppleInsiderは米国時間11月6日、Verizon向け「iPhone」について、Appleが製造契約を締結し、2010年第3四半期に登場すると報じた。同報道によると、この端末はGSM/UMTSおよびCDMAの両規格に対応するという。
情報元:新型「iPhone」、GSM/UMTSおよびCDMAに対応か–AppleInsider報道:ニュースクリップ – CNET Japan
米国最大手の携帯電話事業社であってもそこまでして、iPhoneをVerizon Wirelessで発売するメリットがあるのかはわかりませんが、Appleの方針としてiPhoneをLTEに対応させたいのであれば、逆にLTEについてVrizon Wirelessよりも対応が遅れているAT&Tで販売する事にデメリットが発生しますよね。そういう意味でiPhoneがLTEに対応すればVerizon Wirelessで販売される可能性は十分に考えられます。
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