次世代のiPhoneが2010年の6月28日~7月2日に発表されるのではないかと噂になっていますが、次世代のiPhoneに魅力を感じている人ってどれぐらいいるでしょうか。
iPhoneのアップデート機能は諸刃の刃?
アップデート機能でiPhoneが失うもの。
iPhoneに限らず、AndroidやWindows Mobileなどのスマートフォンにはソフトウェアのアップデート機能が備わっており、地域によってアップデートを適用できる時間に差は出来るものの、常に最新の状態のソフトウェアを使用することができます。スマートフォンユーザーにとってはとても便利な機能ですが、iPhoneの場合、AndroidやWindows Mobileとは違って一つ弊害が生まれてしまいます。
それは、「新鮮さ」です。
iPhoneが「新鮮さ」を失う条件。
この「新鮮さ」を失うのはiPhoneを使用する一部のユーザーです。アップデート機能によりiPhoneの「新鮮さ」を失う人・・・それは現在iPhoneを使用しているユーザーです。
現在、iPhoneを使用していない人にとってiPhoneは新鮮そのもの。カメラも一つ一つのアプリケーションも全てを新鮮に感じる事ができます。しかし、現在iPhoneを使用している人にはそれを感じる事ができません。それはアップデート機能により常に最新のソフトウェアに触れているため、次世代のiPhoneが発売されてもどれぐらい進化したのか気づきにくい、または気付かないため。
iPhoneが「新鮮さ」を失う理由。
AndroidやWindows Mobileは単なるOSであって端末ではありません。AndroidやWindows Mobileには多くの種類の端末が存在します。Androidでは「HT-03A」や「Droid」や「XPERIA X10」、Windows Mobileでは「W-ZERO3」や「HTC Magic」などです。iPhoneの場合は、iPhone OSを採用している端末はiPhoneしかありません。
この違いがiPhoneが「新鮮さ」を失う理由です。
次世代iPhoneに「新鮮さ」を感じる事ができるか。
iPhone→iPhone 3GSではハードスペックが上がり、処理速度が飛躍的に向上したため既存のiPhoneユーザーでもiPhone 3GSに新鮮さを感じることはできたはずですが、来年発売される次世代iPhoneでも同じぐらいの新鮮さを感じられるかというと微妙。どちらかというと次世代iPhoneの大きな目玉は地図アプリのようです。しかし、この地図アプリはアップデート機能によってiPhone OSを最新にすれば旧端末でも使用できるはず。
つまり、AppleがiPhoneのデザインやカメラなどのハードスペックに手を入れない限り既存のiPhoneユーザーが初めてiPhoneを購入した時、または携帯電話を買い換えた時の「新鮮さ」は感じられないでしょう。
既存のiPhoneユーザーもデザインの刷新を次世代iPhoneに望んでいるでしょう。Appleが生産コストの削減や地図アプリに力を入れるのも良いですが、iPod nanoの様に豊富なカラーバリエーションを取り入れたり、デザインを変更するなど、目に見えるハードスペックの変化を起こさないと既存のユーザーが次世代iPhoneに魅力を感じなくなるかもしれません。