AppStoreのアプリ価格改定は無断で実施していた。一方でダウンロード数は前年比60%アップ。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

アプリ価格の改定により開発者が得られる収入は減った事になりますが、それならばアプリの価格を再度元の価格に戻せば良いのでは?とも思いますが、実はそんな上手くいかないようです。
というのもAppStoreで販売されているアプリの価格は開発者が自由に決められるのではなく、85円・170円・350円・・・といった中から開発者が選ぶ形になっているため。例えば、115円で販売していたアプリがAppleが無断で行ったアプリ価格の改定により85円まで落ちて「さすがにこの価格では」・・・となれば開発者は170円に値上げせざるを得なくなります。ただし、ユーザーにとってはこれまで115円で買えたアプリが170円に値上げされたのでは開発者やアプリ自体のイメージダウンは避けられないでしょう。
また、iPhoneとAndroidに同じアプリを同じ価格で提供していたのにAppleが無断で行った価格改定のせいで価格差が生じてしまったというケースも多々発生しているようですね。
情報元:米アップル「アップストア」価格改定の波紋 :日本経済新聞
Piper Jaffray社の調査によれば、iOSユーザーが1年間でダウンロードするアプリの本数が平均83本となる見通しで、前年比61%増となるようです。また、販売本数もアプリ1本当たりの平均販売価格が前年比14%増となるとのこと。
ただし、アプリのダウンロード数や販売本数はApple全体の売り上げの約1%にも満たないようですね。絶好調のように見えるAppStoreも売り上げ的にはあまり貢献できていないんですね。これは意外。
情報元:ダウンロード数、前年比61%増…「App Store」 : インターネットコムニュース : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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