Photo By Lee J Haywood
廉価版iPhoneのボディにプラスチック素材が用いられる、廉価版iPhoneの正体はiPhone5を小型化したiPhone miniであるなどど噂されている廉価版iPhoneですが、正体は中国版のiPhoneなのかもしれません。
情報元
アップルが“中国版iPhone” 上海に開発拠点計画 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)
廉価版iPhoneの価格は約3万円に
Sankei.bizによると、Appleが中国版のiPhoneの開発を上海で進めているとのこと。中国版のiPhoneは中国語をサポートするなどローカライズされたモデルとなり、価格は2000元ー日本円で約3万円と安価でリリースされるようです。
Appleではこの中国版のiPhoneを開発するため、今夏までに上海市内に開発拠点を建設すると伝えられています。
狙いは中国でのシェア拡大
カンタージャパンの携帯電話・スマートフォンおよびタブレット機器の購買・使用動向調査によると、中国(都市部)における2012年10月〜12月のスマートフォン販売シェアはiOSが21.9%、Androidが72.5%となっており、Appleがいかに中国で苦戦しているかがわかります。(日本は66.2%)苦戦の原因は中国では比較的安価なスマートフォンがヒットする傾向にあり、高価なiPhoneなどは敬遠される傾向にあるようです。
そこでAppleは安価な廉価版iPhoneの開発に乗り出し、中国のシェア拡大に動いたと考えるのが妥当ですかね。
廉価版iPhone=中国向けiPhoneか
中国版のiPhoneについてはこれまでも何度か噂されており、AppleのCEOティム・クック氏は2012年3月に1度、そして今年の1月にも2度目の訪中を行なっていることから、中国版iPhoneのリリースが近くなっているのは間違いないと思います。このことから「中国版iPhoneが廉価版iPhoneである」と考えるのが1番すんなりいきますが、クック氏は「Appleにとってマーケットシェアは関係ない」、「中国ではフィーチャーフォンを使用しているユーザーが多く、安価で提供されているスマートフォンに置き換わる可能性があるが、(安価なスマートフォンを提供するのは)Appleの開発ポリシーに適さない」と廉価版iPhoneについて否定的なコメントをしていることから廉価版iPhone=中国版iPhoneと考えにくい要素も含んでいます。
ただ、示してきた方針を何度も変更したり、意図的に明らかにしてこなかったAppleですからね。今回もその線は十分にあると思います。
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