ソフトバンクグループのAgoopがauとソフトバンクのiPhone5にてLTE相当の応答速度で通信可能なエリアマップを公表しています。
情報元
株式会社Agoop -【第4回】スマートフォンの高速データ通信の分布を解析
LTE相当で「応答」できるエリアはソフトバンクがauを上回る
Agoopは各種スマートフォンアプリから集計したログデータ6100万件を元にLTE相当の応答速度で通信できるエリアマップを公表しています。エリアマップは8地域に分割されて公表されており、いずれの地域においてもLTE相当の応答速度で通信できるエリアはソフトバンクモバイルの方が広いようです。
LTE相当ってなんぞ!?
ただ、気になるのは「LTE相当」というキーワード。Agoopが今回の調査で何をもって「LTE相当」と言ってるかというと、iPhone5が「通信を開始してからダウンロードを開始するまでの時間が0.1秒未満のログ」をLTE相当としているようです。
つまり、ping(応答速度)を元に3G相当かLTE相当かを判定していて、100ms未満のpingをLTE相当としているようです。
応答速度100ms未満はLTE接続時と言えるのか
確かにLTE時に通信している際にpingが100msを上回ることはそんなにないかと思います。ただ、3G時にpingが100ms以上になるかと言えばそうでもありません。バンバンでます。
まぁ、あと気になるのはWi-Fiが考慮されていないことですね。ソフトバンクモバイルは公衆無線LANを日本で最も普及させているキャリアですからpingを元にしていればこのような結果が出るのも意外ではないなと。
ということで「LTE相当」という定義も怪しいので今回もあんまり信頼性の高いデータではないようです。
▼前回お伝えした信頼性の低いデータは以下からどうぞ。
・ソフトバンクが他キャリアの通信速度を上回ったというRBB TODAYの調査結果が胡散臭い件について
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