ドコモからのiPhone販売において最大の障害となっていたのはAppleがキャリアに要求するiPhoneの販売ノルマとされています。
Appleが要求するノルマについては明らかにされていませんが、非常に厳しいものと噂されており、最近ではロシアの上位3キャリアがノルマをクリアできなくなり、iPhoneの販売を取りやめています。
ドコモがiPhoneを販売するとなればこの厳しい販売ノルマを受け入れたということになりますが、産経新聞では具体的な販売台数として500万台と報じています。
500万台は25年度の販売計画から算出したもの?
産経新聞によるとドコモとAppleはiPhoneの販売ノルマを「1年で約500万台を売り上げること」で合意したと報じています。ただ、関係者などから情報を得たものではなく、あくまでも25年度の販売計画から算出したものだと思います。ドコモの25年度のスマホ販売計画は1600万台。加藤薫社長はかねて「(総販売台数の)2~3割なら売ってもいい」と述べており、アップルとは年間500万台前後の販売で合意したもよう。
引用元:国産端末メーカーはさらに厳しい生き残り競争に ドコモのiPhone発売で – MSN産経ニュース
25年度の販売計画を発表する際に加藤薫社長は「iPhoneを含んでいない」と発言しており、この数値からiPhoneの販売ノルマを算出できるかというとクエスチョンマークです。
意外と厳しい500万台のiPhone販売ノルマ
500万台の妥当性についてちょっと考えてみました。2013年夏モデルの「Xperia A SO-04E」が2ヶ月半で120万台を売り上げており、単純に掛け算すると1年間で576万台ということになります。
販売直後の2ヶ月半ということで1番売れる時期の販売台数ですし、1年間販売ペースを落とさずに売れ続けるということはあり得ません。
さらにはドコモは2013年冬モデルとしてはXperia Z1やGALAXY Note3を発売するものと見られており、ドコモ内でのライバル機種も魅力的な端末であることを考えれば、iPhoneと言えども500万台というノルマがいかに厳しいかがわかるかと思います。
それでも人気のiPhoneであれば売り切ってしまうのでしょうか。
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