現在、開発者向けに配信されているベータ版のiOS 7.1ですが、一般ユーザー向けに配信されるのは2014年3月ごろとなるかもしれません。
BGRが信頼できる情報筋から得た情報によると、Appleは2014年1月ごろにiOS 7.1の配信を開始しようとしていましたが、目玉機能となる「iOS in the Car」が原因で提供時期が遅れると伝えています。
iOS in the Carとは
iOS 7.1で提供されるであろう新機能の「iOS in the Car」について紹介しておきますと、iPhoneを車に接続することで車のディスプレイをカーナビとして使ったり、メッセージの受信をディスプレイ上に通知することができ、Siriによるメッセージの読み上げやメッセージの返信、電話の応答、留守電の再生といった様々なことがハンズフリーまたはアイズフリーでできる機能となっています。Photo By Apple
iOS in the Carは今年6月に発表され、2014年ごろから利用可能になると発表されていました。対応するのは日産やホンダ、フェラーリ、ジャガー、ボルボなどの一部車種とされています。
車メーカーとの調整に難航?
iPhoneはもちろん、MacやApple TVなどのApple製品は全てAppleだけで完成されており、それこそが強みだとされています。一方、「iOS in the Car」は上でも書いたとおり多数の車メーカーとの調整が必要になり、それがネックとなって開発が遅延していることが考えられます。
また、「iOS in the Car」のナビゲーションに用いられるのはあのApple純正のマップアプリです。
Photo By Apple
Apple純正のマップアプリといえば目的地から70kmも離れた地点に案内され、灼熱の砂漠で立ち往生して生命に危険があるともされたことからオーストラリアの警察が警告を出したという事がありました。
車での利用を前提として売りだされる以上はカーナビ並みの品質である必要があり、地図データの修正・追加等にも時間がかかっているのかもしれません。
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