2014年に入ってソフトバンクモバイルが音声通話が準定額となる「スマ放題」を発表し、auは年内にも”通話定額サービスを年内にもスタートさせる“と明言するなどの動きがありました。
国内で最大のシェアを持つドコモについては”いずれ導入しなければならない“とコメントし、その後、2014年夏にも通話定額サービスを開始させることを明らかにしていましたが、その宣言どおり6月にもスタートさせることになるようです。
ドコモ、月額2700円程度で通話定額サービスを提供へ
ロイターによれば、ドコモは利用に制限のない通話定額サービスを国内で初めて導入するとのこと。料金は月額2700円程度になるようです。関係者によると、利用に制限を設けない音声定額サービスや、データ量を家族で分け合えるプランを国内で初めて導入する。
引用元:NTTドコモがスマホ新料金体系を検討、音声定額制を導入へ=関係者 | Reuters
ドコモは完全定額の通話サービスを提供か
いち早く通話定額サービスを提供されることになるソフトバンクの通話定額サービス「スマ放題」は、パケット通信と音声通話の料金を統合し、月額5980円〜月額9980円までの3種類のプランが提供されていますが、ドコモが提供する通話定額サービスはパケホーダイのように独立したプランとなるようです。また、ソフトバンクの通話定額サービスは冒頭で”準定額”と記載したように月50回まで、1回5分以内といった一部制限がありますが、ドコモの通話定額サービスはそういった制限のないサービスになるようです。
月額2700円は高いのか、安いのか
月額2700円という価格設定については、正直「高いなー」という印象でしたが、LTEスマホで1時間5分通話した時の料金が2700円を上回ることを考えれば、そこまで通話をヘビーに使わないユーザーにとってもメリットのあるプランになるかと思われます。ただ、無料のLINE通話や低価格の楽天でんわなど、IP電話サービスを使っている人にとってみれば、やはり高いと感じるのが正直な感想ではないでしょうか。
ビジネス用途で毎月、一定時間の通話を利用する人であれば、定額サービスを利用したいという人も多いと思いますが、一般的には、通話は全く使わないこともあれば、ヘビーに使う時もあるサービスだと思うので、高い料金設定&月額で提供するというのはちょっとナンセンスな気がしますね。
僕としては従量制のままで料金を半額程度にするか、無料通話分を設ける方が嬉しいかなー。
【2014/04/09 13:50 更新】
今回の報道に対し、NTTドコモが「現時点で決定した事実はございません」とのコメントを出しました。ただ、報道は記事内で紹介したロイターだけでなく、朝日新聞や日本経済新聞など複数の報道機関から報じられていることから一定の信憑性はあるものと思われます。
特に産経新聞については「明日(10日)発表する」と、発表日まで明確に報じていることからかなり確度の高いものと考えられます。
高止まりしているといわれるスマホの料金プランを実質的に大幅値下げして、鈍化傾向にあるスマホ契約数の伸びを狙う。明日(10日)発表する。
引用元:6月からスマホ通話に定額制 ドコモが料金プラン大幅値下げ +(1/2ページ) – MSN産経ニュース
さて、約1年前より報じられているドコモの通話定額サービスですが、明日、正式発表されるのでしょうか。
【2014/04/10 12:25 更新】
本日15時よりドコモが新料金プランに関する説明会を行うとのことです。
【2014/04/10 17:10 更新】
ドコモより正式発表されました!料金などの詳細は以下の記事からどうぞ。
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