AppleがiOSにおける最新のシェアを公開しました。シェアはApp Storeへのアクセス状況を元にしたもので、最新版のiOS 7のシェアは90%に到達し、iOS 6は9%となったようです。
iOS 7のアップデート率はiOS 6よりも減っている?
Appleが公開した最新のiOSのシェアは、2014年7月6日~7月13日の期間中に集計されたものとなっています。iOS 7では、フラットデザインが採用され、Safariやミュージックといった標準アプリから設定に至るまで大きなデザインが変更され、もちろんサードパーティ製のアプリもiOS 7対応に追われました。
デザイン性に優れたフラットデザインが好評を集める中、押すことのできるボタンやアイコンがわかりにくいといった不満の声もよく耳にします。
では、同時期のiOS 6のシェアと比較した場合、どれだけの差があるのかを比較してみたいと思います。
こちらが2013年5月27日~6月3日に同じ調査方法で集計されたiOSのシェアです。集計された時期は今回の調査よりも1ヶ月ほど前ですが、ほぼ同時期。iOS 6のシェアは93%を示していました。
App Storeにアクセスされたデバイスを集計元にしていることや、iOSデバイスの利用者は増え続けており、最新版へのアップデートが鈍るのは必然ではあるため、単純比較はできず、”iOS 7へのアップデートよりもiOS 6へのアップデートの方が積極的に行われていた”とは言えませんが、ほぼ同時期のシェアを比較した結果、たった数パーセントでもiOS 6のシェアが上回ったことは事実でしょう。
Appleは先月、開催したWWDC 2014では、今秋リリース予定のiOS 8を発表しており、新機能となる健康管理機能やこれまでのiOSでは考えられなかったサードパーティ製の文字入力アプリが使用可能になるなど、魅力的な機能が追加されることになります。
iOS 8の公開後に発表されるバージョン別シェアでは、iOS 6のシェアを減らし、iOS 8がどれだけシェアを伸ばすのかにも注目したいと思います。
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