Appleが今年秋に正式公開するiOS 17では、Appleの紛失防止タグ「AirTag」を他人と共有できる待望のオプションが追加されます。
これまでAirTagは1人でしか所有できず不便でしたが、iOS 17ではAirTagを最大5人と共有できるようになります。
共有機能をオンにするとトラッキング通知がオフに
探すアプリでAirTagを選択して「このAirTagを共有」をタップすると他人を招待できます。招待を承認したメンバーは持ち主と同じようにAirTagの位置を地図上で確認したり、音を鳴らすことができます。
なお、持ち主の手元を離れたAirTagを持ち歩いていると、相手に気づかれないように居場所を把握するストーカー行為など悪用を防止するためにiPhoneに通知が届いたり、AirTagの音が鳴るトラッキング通知機能が備わっていますが、共有機能をオンにするとトラッキング通知がオフになります。
AirTagをみまもりGPSとして利用しようとして、AirTagを子どもに渡して学校に登校するなどして持ち主から離れると音が鳴っていました。
トラッキング通知がオフになるのであれば、AirTagをみまもりGPSとして使用できそうと考えていましたが、結果から言えば難しそうです。
というのもAirTagを共有する設定画面には「このAirTagを共有している人は誰も、このAirTagが自分の近くにあるときは通知を受け取りません。」と書かれています。
これは、おそらく持ち主とAirTagを共有しているメンバーの近くにある時のみトラッキング通知がオフになるものの、持ち主とメンバーから離れた場合はこれまでと同じようにトラッキング通知が動作すると予想され、学校に登校するなどして家族から長時間離れる子どもにAirTagを渡したり、荷物に着けてみまもりGPSとして利用することは難しそうです。
それでもAirTagの共有機能を活用すれば、子どものリュックなど何らかのアイテムに1つだけAirTagを着けておけば(これまでは2つ必要だった)両親のiPhoneから子どもの場所を追跡することができます。
なお、共有機能はAirTagだけではなく、探す機能に対応したアクセサリーであれば同じように利用できます。
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