Android 10は、まだローリングアウトの段階でこれからXperiaやGalaxyに配信される予定だが、ベータ版Android 11のリリースがもう数カ月後に迫っている。
そのAndroid 11では機内モードとワイヤレスイヤホンに関するわずらわしい問題がようやく解消されるかもしれない。
Bluetoothを再度オンが不要に
XDA-Developersが、Androidのソースコード管理プロジェクトAOSPから機内モードとBluetoothの変更内容を発見した。
発見された“Context-aware Bluetooth airplane mode”と名付けられたコミット。説明には「機内モードがオンになっていて、Bluetoothが次のいずれかである場合はBluetoothを自動的にオフにしないでください」と書かれている。
“次のいずれかである場合”とは、AndroidデバイスにBluetooth A2DPまたはBluetooth補聴器のプロファイルが接続されている時とのこと。A2DPは、ほとんどのワイヤレスイヤホンで使用されているプロファイルだ。
つまり、Android 10までのバージョンでは機内モードをオフにすると、無条件でBluetooth機能がオフになってBluetoothデバイスとの接続も切れてしまうが、Android 11ではワイヤレスイヤホンが接続状態にある場合は機内モードにしてもBluetoothがオフにならないということになる。
多くのスマートフォンからイヤホン端子が消えた今、ワイヤレスイヤホンがスタンダードになりつつあるが、飛行機に搭乗して機内モードをオンにすると接続が切れてしまい、Bluetoothをもう一度オンにして再接続する必要があったが、Android 11ではこの問題が解消されるということだ。
ただし、このコミットはまだマージされていないとのことで、なんらかの問題によってAndroid 11での採用が見送られる可能性もある。
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