日本時間8月12日、Googleが今年秋に正式配信を予定しているAndroid 12のベータ4を公開した。
今回のアップデートは、Android 12で初めて導入された“プラットフォームの安定版”で、内部・外部のAPIとインターフェースの動作等が最終確定したもの。正式配信までアプリに影響する変更がないことから、開発者はアプリの最終的なテストが可能になる。
機能改善やパフォーマンスの調整、安定性の向上にシフトしたバージョン
これまでAndroid 12 ベータでは、新機能やインターフェースの変更、パフォーマンス向上、プライバシーとセキュリティの強化など大規模な変更が実施されてきたが、Android 12 ベータ4はプラットフォームの安定版ということで、機能改善やパフォーマンスの調整、安定性の向上にシフトしている。
ベータ3からの変更はOSの微調整のみ。デザインの新言語「Material You」のテーマアイコン機能に、GoogleチャットやGoogle ToDo リスト、Pixelガイド、Digital Wellbeingが対応。Google検索ウィジェットのGロゴもMaterial Youの適用対象になった。
新機能ゲームダッシュボードをよりカンタンに起動できるようクイック設定パネルにボタンが追加され、Android 12のイースターエッグも追加された。先週リリースされた2021年8月のセキュリティパッチも含まれている。
- ホームコントロール→デバイスコントロールに名前変更
- クイック設定パネルの“インターネット”にWi-Fiのトグルボタンが復活
- Material Youのテーマアイコン機能に“ベータ”ラベルを追加
- 設定画面のデザイン調整
- スクショツールにて切り抜き時に利用するガイドラインの変更
- 純正の通話アプリ使用時に通話時間を確認できるバッジがステータスバーに追加
- アプリスイッチャーの共有機能を改善
なお、Googleは今後数週間のうちにリリース候補版を配信する予定。ベータ5などの番号は付かず、正式版とほぼ同等のバージョンになる。
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