3月18日、Googleが開発者向けにリリースしているAndroid 12 デベロッパープレビュー版の最新版となるバージョン2の配信を開始した。
今回のバージョンでは、親指で操作しやすいように画面をスライドする「片手モード」の追加や通知を開くためのジェスチャーの改善、パターンロック時のアニメーションやダークテーマの配色がブラックからグレーに変更されている。
ようやくPixelスマートフォンも片手モードに対応
片手モードはAndroid 12 DP1の時点で発見されていたものの有効化できる設定項目がなかったが、Android 12 DP2では設定画面のシステム>ジェスチャー>片手モードからオンにできる。
オプションとして「アプリの切り替え時に終了」と「タイムアウト」が用意されていて、アプリを切り替えた時に片手モードを終了したり/継続したり、片手モードのまま4秒/8秒/12秒の無操作状態が続いた時に自動で終了できる。
片手モードをオンにするには画面下に表示されるジェスチャーバー周辺を下にスワイプすればいい。ジェスチャーバー周辺を上にスワイプするか、グレーアウトされたエリアをタップすると片手モードを抜けられる。
Android 12 DP2
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) March 18, 2021
隠し機能になっていた片手モードが利用可能に。動作はまんまiPhone
アプリ切り替え時の動作変更やタイムアウトなどのオプションあり pic.twitter.com/OTtK7g3XAH
なお、現在発売されている多くのAndroidスマートフォンにはメーカーが独自に実装した片手モードが搭載されているが、Pixelスマートフォンなど一部機種では利用できない。
これまでのAndroidでは画面を下にスワイプすると通知を確認したりクイックパネルをショートカットで表示できたが、この操作はホーム画面に限定されていた。Android 12 DP2ではアプリを起動している状態で画面下部を下にスワイプすると通知やクイックパネルを表示できる。
ただし、片手モードのジェスチャーと干渉することから片手モードが無効になっている状態でのみ動作するようだ。
Android 12 DP2
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) March 18, 2021
アプリ起動中でも画面下部をスワイプすることで通知やクイック設定パネルのショートカット表示が可能に pic.twitter.com/ukT0dCkNSi
このほか新しいウィジェットのピッカーやデュアルSIM時に片方のSIMが使えない時にもう片方のSIMを優先するオプションが追加され、パターンロック時に指でなぞった後に表示される線が太く表示されるといった細かい改善も実施されている。
コメントを残す