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Android 12、Material You風のダイナミックカラー搭載が必須に?

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Yusuke Sakakura公開日:2022/02/09 12:59
Android 12、Material You風のダイナミックカラー搭載が必須に?

ユーザーの好みにあわせてカスタムできる新デザイン言語「Material You」によってOS史上最大のデザイン変更を遂げたAndroid 12

Material Youの大部分を占めるのが待ち受け・壁紙に設定したお気に入りの画像から色を自動で抽出して、ウィジェットやロック画面、通知、各ボタンなど、スマートフォン全体の色合いを統一する「ダイナミックカラー」です。

ソニーはAndroid 12アップデートでXperiaスマートフォンにダイナミックカラーを提供できず、Samsungのように独自のカラーチェンジ機能も提供していませんが、今後はダイナミックカラーのような機能を搭載しない限り、Android 12のアップデート提供やAndroid 12を搭載したデバイスの新たな発売が実質的に不可能になるかもしれません。

独自のカラーチェンジ機能または標準機能の搭載が必須に

Android PoliceはGoogleの内部文書をもとに、Android 12ベースのソフトウェアにおいて、GmailやGoogleマップなどを自社デバイスに搭載するために必要なGoogle Mobile Services(GMS)の承認を得るためには、動的にテーマを変更できる機能実装が必要になると伝えています。

具体的には最低1色をもとに3つのアクセントパレットと2つのニュートラルパレットを含むフルカラーを生成できる必要があるとのこと。非常にダイナミックカラーに近い機能が必要であることを示唆するものですが、「最低1色」を壁紙に設定する画像や写真から抽出する必要性があるかは不明。あらかじめ用意された色から5つのカラーパレットを生成することも許可されているのかもしれません。

なお、ダイナミックテーマを実現するMonetエンジンは、Pixel 6|6 Pro専用でしか動作しませんが、今年3月ごろに公開予定のAndroid 12LではAOSPにフル導入される予定。Samsungのようにメーカーが独自に実装しなくてもMonetエンジンを導入することで、ダイナミックテーマを実装することが可能になります。

Monetエンジンが搭載されるAndroid 12Lは大画面向けのOSということもあって、Android 12とはビルドが別になっていることからAndroid 12Lから移植する必要があり、すでにXiaomiやMotorolaといった一部のメーカーは移植を開始しているそうです。

いずれにしてもAndroidパートナーは、追加要件をクリアしない限りAndroid 12のスマートフォンやタブレットにGoogle標準アプリを搭載して発売したり、既にGMSを提供しているデバイスにAndroid 12アップデートを提供することはできません。要件が追加されるのは3月14日のため、それ以前に発売されたデバイスやアップデートについては除外されるようです。

Androidにおいてインターフェースの統一性は大きな課題でしたが、Materialデザインの導入によって1つの目の大きな変化がありました。次にMaterial Youにおいては、GMSの要件に含めることでダイナミックカラーや類似機能の普及を急速に進めるようです。なお、Android 13ではダイナミックカラーがさらに進化してカラーパレットのスタイルが1つから5つに増え、最大16種類のカラーパレットをサポートすると報じられています。

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