Google幹部のHiroshi Lockheimerが次のAndroidで衛星通信機能に対応する方針を明らかにしました。
同氏は2008年に発売した世界初のAndroidスマートフォンG1/HTC Dreamでは、3GとWi-Fiを機能させることが精一杯だったと振り返りながら、今は人工衛星向けの設計をしているとツイート。
さらに、Androidの次期バージョンでこれらすべての実現するためにパートナをサポートできることに興奮していると続けています。
Pixel 8の目玉機能は衛星通信?
Hiroshi Lockheimerは、Androidが衛星通信機能をサポートすることをいつになるのか明確にしていませんが、9to5Googleは2023年中期〜後期にリリースされるであろうAndroid 14で実現されることを確認したとしています。
衛星通信は4Gや5Gなどの電波が届かない圏外エリアでも通信が可能なサービスです。
SpaceXとT-Mobileは、第2世代のスターリンク衛星に5〜6メートルの巨大なアンテナを搭載し、次期ロケットのスターシップを使って打ち上げることで、既存のスマートフォンと人工衛星を直接通信する計画を打ち出しています。
2023年末までに一部地域でベータ版のサービスが提供される見込み。サービス開始当初はSMSやMMS、両者と協力した一部のメッセージングアプリが利用できる見込み。将来的には本格的なデータ通信や音声通話が可能になることも示唆されています。
また、Appleは来週8日に開催するスペシャルイベントにて、衛星通信に対応したiPhone 14とGlobalstarとのパートナーシップを発表すると噂されています。
Androidの計画が具体的にどういったものになるかはわかりませんが、Android 14でSpaceXとT-Mobileが提供するサービスに対応するのであれば、既存のAndroidスマートフォンでも衛星通信が可能になります。それ以外の衛星通信サービスに対応する場合は、衛星通信対応に必要なチップセットやモデムを搭載したPixel 8で利用できるかもしれません。
Wild to think about user experiences for phones that can connect to satellites. When we launched G1 in '08 it was a stretch to get 3G + Wifi working. Now we're designing for satellites. Cool! Excited to support our partners in enabling all of this in the next version of Android!
— Hiroshi Lockheimer (@lockheimer) September 1, 2022
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