Googleは先月、開発者向けにAndroid 14のデベロッパープレビュー版をリリースしました。同バージョンのコードネーム「Upside Down Cake」(アップサイドダウンケーキ)では、アプリのクローン機能や前の画面に誤って戻ってしまう操作の改善、衛星通信の対応などが実装されるようです。
2年連続でのマイナーアップデートになることからメジャーアップデートを期待したい来年リリースされるであろうAndroid 15のコードネームは「Vanilla Ice Cream」(バニラアイスクリーム)になるかもしれません。
スキーリゾート地を使ったiOSのコードネームなど、内部でしか使用されないコードネームは通常つまらないものですが、Googleはスイーツにまつわるコードネームをアルファベット順に付与することで一部のユーザーから注目を集めました。
特にAndroid 4.4のKitKatとAndroid 8.0 Oreoでは世界的に有名なお菓子とコラボし、日本を含めた複数の国と地域で大規模なキャンペーンが展開されたことで大きな話題に。
しかしながら、AndroidがグローバルなOSであることから世界中の誰にとってもクリアで親しみやすいものであることが重要にもかからわず、言語によってはLとRが区別できず、Pieがスイーツではない地域があり、Marshmallowが人気のお菓子ではない地域が多いことなど命名が難しいことを理由に、GoogleはAndroid 10以降、単純なバージョン番号だけで呼称することを決めました。
表向きに公開することはやめたもののコードネームは内部で存在しており、おなじみのMishaal RahmanはAndroid 15のコードネームが「Vanilla Ice Cream」(バニラアイスクリーム)になることを確認しています。
定番、お決まり、つまらない(刺激的じゃない)といった意味もあるバニラから始まるコードネームですが、KitKatやOreoを除いてコードネームに大きな意味はなく、OSの中身と関連性もないためどういった内容になるか予想することはできません。Android 15のアップデート内容についてはこれから少しずつ明らかになっていくものと予想されます。
アイスが関係するコードネームはAndroid 4.0の「Ice Cream Sandwich」(アイスクリーム・サンドイッチ)以来、今回が2回目。ちなみに、最も多く使用されているケーキはこれまでに4つのバージョンに付与されています。
なお、Android 5.0でLemon CakeからLollipopになったようにコードネームが開発段階で変更されたり、Android 10のように対外的にはQueen Cake、内部的にはQuince Tartと呼ばれるような例も存在しています。
It's a bit earlier than usual, but it seems the internal dessert code-name for Android 15 V has been revealed: "Vanilla Ice Cream". pic.twitter.com/pRTFJ4iIfO
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) March 3, 2023
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