スマホの容量不足に役立つ。Androidにアプリの自動アーカイブ機能が追加
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

スマートフォンの容量が不足している時に最も有効なのは写真や動画を削除することですが、多くの人は思い出を削除する前にもう使ってないアプリの削除を始めるはず。
やっぱり削除したアプリが必要になって、もう一度アプリをダウンロードしてログインなど面倒なセットアップをした経験も多くの人がしているのではないでしょうか。
そこでGoogleはアプリを削除することなく、容量不足を解消できるアプリのアーカイブ機能の提供を開始しました。アーカイブ機能を利用することで、使用頻度の低いアプリが消費する容量を自動的に60%削減することができます。
アプリの自動アーカイブ機能は、Androidデバイスの容量が不足している時に、新しいアプリをダウンロードしようとすると、ポップアップウィンドウが表示されて自動アーカイブ機能を有効にするかどうか聞かれます。
アーカイブ機能を有効にすると、使用頻度の低いアプリが自動でアーカイブされ、新しいアプリをダウンロードするために必要な容量が確保されます。

アプリの削除とアーカイブの違いは、アプリが保有するすべてのデータが削除されるわけではなく、アプリのアイコンと一部のデータを残して削除されることです。
そのため、アーカイブされたアプリをもう一度使いたくなった場合は、アプリアイコンをタップしてGoogle Playストアから必要なデータをダウンロード(ストアから削除されている場合は不可)するだけで、アーカイブ前と同じまたは近い状態でアプリの使用を再開できます。

自動アーカイブはすべてのアプリで利用できるわけではなく、App Bundle形式で公開されたアプリケーションのみと案内されていますが、2021年8月以降は新規公開のアプリを対象にApp Bundle形式での公開が必須になり、TwitterやNetflix、Adobeなど100万を超えるアプリ(2021年7月時点)がApp Bundleに対応しています。
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