スマートフォンを操作するだけで導入でき、物理カードの発想を待たなくても良いeSIMは新規契約時には便利ですが、機種変更など買い替えの時には再発行など逆に面倒な手続きが必要になります。
そこでAndroidでは、eSIMをこれまで使っていた機種から新たに購入した機種に転送する機能を開発しており、今年後半に提供することを発表しました。
Androidで開発されているeSIMの転送機能はGSMAによる標準仕様に基づいて開発されたもので、短時間で安全にeSIMを新しい機種に移行できるとのこと。まずはドイツテレコムで利用可能になります。
すでにiPhoneでは同様の機能が提供されていることを考えると技術役に難しいものではないはず。正式提供までに対応パートナーが増え、日本のキャリアでも利用できるでしょう。
現時点でiPhoneで利用できるeSIMの転送機能はKDDIのauとUQ mobile、povo2.0、楽天モバイルが提供していますが、ドコモとソフトバンクでは利用できません。
なお、eSIMの転送機能はGoogleの正式発表を前にベータ版のAndroidから発見されており、eSIMの転送機能だけでなく、物理的なSIMカードをeSIMに変換する機能も備えていることもわかっています。
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