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Android、ついにデバイス間の連携機能を強化か。通話移動や遠隔テザリング機能が発見される

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Yusuke Sakakura公開日:2023/08/14 23:59

AndroidとiPhoneの違いはいくつもありますが、最も大きな違いはデバイス同士の連携機能ーーいわゆるエコシステムにあります。

スマートフォンだけならiPhoneもAndroidも大きな違いはないかもしれません。ただし、スマートウォッチやPC、タブレットが加わると大きな違いが生まれます。

Pixel Watchのレビューでも指摘したように、Androidにはデバイス間の連携機能が欠落しています。

例えば、映画を見るときに機内モードやおやすみモードをオンにしたいなら、Apple WatchとiPhoneはどちらか片方の操作で完了します。しかし、Pixel WatchとPixelスマートフォンでは、それらの機能を両方でオンにする必要があります。

昨年、スマートウォッチをPixelラインナップに追加し、今年は数年ぶりにタブレットを復活させたことを考えても必須とされていたデバイス間の連携強化にGoogleは取り組んでいるようです。

3ヶ月に一度の機能追加アップデートで提供?

Androidの解析で多数の実績があるMishaal Rahmanは、Androidデバイスの連携機能を発見し、同じGoogleアカウントでサインインしたAndroidデバイス同士の連携機能が近いうちに提供されるかもしれないと報告しています。

この連携機能によって、スマートフォンで受けた通話やビデオ通話をタブレットにスイッチしてハンズフリーで会話したり、大画面でビデオ通話したり、Wi-Fiモデルのタブレットからスマートフォンのテザリングを遠隔でオンにしてWi-Fiがない場所でもインターネットを利用できるかもしれません。

この連携機能はPixelデバイスに限定されたものではなく、AndroidまたはGoogle Play開発者サービスの標準機能として提供されるようです。現在、Samsungなど一部のメーカーは独自にエコシステムを作り上げていますが、いくつかの機能をOSに頼って開発負担を軽減できるかもしれません。

現在発見されているのは通話の移動とテザリングの遠隔スイッチのみですが、将来的にはより豊富な連携機能が提供される可能性もあります。

例えば、Gboardで実現されているコピーした情報を別のデバイスでも利用できるAppleのユニバーサルクリップボードのような機能がOSに組み込まれるのであれば、Gboard以外の文字入力アプリでも同機能を利用できるかもしれません。記事の冒頭でも述べたような機内モードやおやすみモードの連携オン/オフもそうです。

さらに想像を大きく飛躍させれば、Windows PCにNear by Shareが提供されたように、連携機能を別OSに持ち出してPCでコピーした情報をスマートフォンやタブレットでも利用できる可能性も考えられます。

Androidのデバイス間連携は設定画面の「Google」→「デバイス、共有」の配下に追加されるとのこと。この機能はAndroid 14では発見されていないため、3ヶ月に一度の機能追加アップデート「Feature Drop」で追加される可能性があります。

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