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Apple、2019年度Q2の決算発表。iPhoneの販売不振を解消できず

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Yusuke Sakakura公開日:2019/05/01 10:00
Apple、2019年度Q2の決算発表。iPhoneの販売不振を解消できず

5月1日、Appleが2019年第2四半期(2018年1〜3月)の決算を発表した。

3月に新製品が発表されたiPadやAirPods、サービスなどの分野は好調を記録した一方でiPhoneは大きな減収を記録している。

前年同期比で大幅な減収を記録

2019年1月〜3月におけるAppleの売上高は580億1500ドル、純利益は115億6100万ドルを記録。

売上高は前期決算時に発表していた予測の範囲内となったが、前年同期と比べると、売上高は611億3700万ドルで大幅減となり、純利益も138億2200万ドルから減益となった。

iPhone、iPad、Macの売上高

製品別の売上高ではMacが55億1300万ドルを記録。前年同期から5%減となった。3月に新しい「iPad mini(第5世代)」と「iPad Air(第3世代)」が発売されたiPadは22%増の48億7200万ドルを記録し22%増と好調を示している。

iPhoneの売上高は310億5100万ドルで17%減を記録。2四半期連続で大幅減になった。

前期でも不調となっていたiPhone。販売不振の原因のひとつとしてバッテリー交換プログラムの存在をあげていたが、プログラム終了後も売上高は大幅減を記録。また、iPhoneの下取り額を増額するキャンペーンを世界各地で開始し、キャリア経由の販売でも販売価格を値下げするキャンペーンを実施したが販売不振を解消するほどの大きな効果は得られなかったようだ。

Apple Watch、HomePod、AirPods等の売上高

Apple Watch、HomePod、AirPods等の売上高

Apple Watch、HomePod、Apple TV、AirPods、iPod touch、Beats製品、Appleブランド、サードパーティ製アクセサリなど「Wearables, Home and Accessories」は今期も好調。3月に「AirPods(第2世代)」やApple Watchの新作バンドが発売されたこともあって、売上高は51億2900万ドルを記録し、今四半期もiPadの売上高を超えた。前年同期比では30%の大幅増となっている。

AppleCareやApple Pay、ライセンス、その他サービスを含む「サービス」の売上高も114億4500万ドルで16%増を記録。過去最高の売上高になった。なお、Appleは月額でゲームが遊び放題の「Apple Arcade」や動画見放題の「Apple TV+」、雑誌読み放題の「Apple News+」などの新サービスを順次展開する予定。サービス分野の売り上げは今後も増えていきそうだ。

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