Appleが、本日5月16日にiPhone/iPad/iPod touch向けに「iOS 10.3.2」をリリースした。アップデートの内容はバグの修正およびセキュリティの問題の改善となっている。
なお、一部報道ではiOS 10.3.2からiPhone 5 / 5cへのアップデート配信が打ち切られると報じられたが、無事配信されている。バグの修正とセキュリティを改善した「iOS 10.3.2」がリリース
Appleが3月28日にリリースした「iOS 10.3」では、APFSへのファイルシステム変更、新機能「AirPodsを探す」、AppStoreのレビュー機能改善などが実施された。4月4日には今回と同じくバグの修正およびセキュリティの問題を改善したiOS 10.3.1がリリースされている。
来月には「iOS 11」が登場予定
Appleは現地時間6月5日から世界開発者会議「WWDC17」を開催する。初日に開催されるキーノートでは今秋配信が予想される最新版の「iOS 11」が先行発表され、イベント終了後からベータ版が先行提供されるだろう。
iOS 11の具体的な噂は聞こえてこないが、iOS 10.3.1ベータ版において“このAppは将来のiOSのバージョンでは動かに可能性があります。Appの開発元は、互換性の向上のためにこのAppをアップデートする必要があります。”といった警告メッセージが表示されたことから32bitのデバイスとアプリがついにサポートを打ち切られると見られている。冒頭で書いたiOS 10.3.2がiPhone 5 / 5cに配信されないとの報道は警告メッセージから来るものだ。
Appleは2013年に64bit対応デバイスとして「iPhone 5s」を発売。同じタイミングで64bitに対応するソフトウェア「iOS 7」もリリースされた。2015年2月以降に審査されるアプリは64bit対応が必須となっており、iOS 10以降で32bitアプリを起動すると、iPhoneの動作が遅くなる場合がありますといった注意メッセージが表示されるようになった。
64bit非対応のiPhone 5c以下のデバイスを利用している場合は「iPhone 8」(iPhone Editionとも報じられている)が発売される今秋が買い替えのタイミングとなるだろう。
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