日本時間3月28日、Appleが最新版のソフトウェア・アップデート「iOS 16.4」と「iPadOS 16.4」の配信を開始しました。
21個の新しい絵文字やウェブアプリにおける通知機能、子どもを保護するためにヌードを含む写真を送受信したときに警告する機能の追加、スキーやスノーボード等による誤通報が多く確認されていた衝突事故検出の最適化が実施されています。
今回のアップデートにて、子供を保護するためにヌードが含まれる写真を機械学習で検出して送受信を制限する機能がメッセージアプリに導入されました。
制限に引っかかった写真はサムネイルがぼやけて表示され、警告を行います。子どもが大人に連絡・相談したり、警告を確認した上で子どもが写真を表示した場合は保護者が通知を受け取ることも可能。
なお、当該機能は18歳未満のユーザーが対象。子供でもファミリー共有機能を通してオプションを無効にした場合は警告は表示されません。なお、写真の検出はiPhone上で行われるなどプライバシーにも配慮された仕様です。
この機能は2021年から提供が開始。徐々に提供が拡大し、今回のアップデートでようやく日本でも利用可能になりました。
- 絵文字キーボードで、動物、手のジェスチャー、物などの21個の新しい絵文字を使用可能
- ホーム画面に追加したWeb Appの通知
- セルラー通話で“声を分離”を使用して、自分の声を優先し、周囲のノイズを遮断することが可能
- “写真”の“重複項目”アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内の重複する写真やビデオの検出にも対応
- VoiceOverが天気Appの地図に対応
- 光の点滅やストロボ効果がビデオで検知された場合に、表示を自動的に暗くするアクセシビリティ設定を追加
- お子様用の“コミュニケーションの安全性”で、お子様がヌードを含む写真を送受信したときに警告する機能を親/保護者が設定可能
- お子様からの承認と購入のリクエストが親/保護者のデバイスに表示されないことがある問題を修正
- Matterと互換性のあるサーモスタットをApple Homeとペアリングしたときに、サーモスタットが反応しなくなる可能性がある問題に対応
- iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化
iPhoneを「iOS 16.4」にアップデートするには、設定から「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進んで「ダウンロードとインストール」をタップするとアップデートがスタートします。
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