iOS 16.3.1が配信開始。衝突事故検出による誤通報改善など重要な不具合の修正
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
2023/02/14 4:15

日本時間2月14日、Appleが最新版のソフトウェア・アップデート「iOS 16.3.1」と「iPadOS 16.3.1」の配信を開始しました。
重要な不具合の修正を含む今回のアップデートでは、iPhone 14シリーズで追加された新機能「衝突事故検出」の最適化が行われ、スキーやスノボで転倒した時に発生する誤通報が減るはずです。
iCloud設定が反応しない問題も修正
iOS 16.3.1/iPadOS 16.3.1のアップデート内容は以下のとおり。
iOS 16.3.1のアップデート内容
- iCloudがAppで使用されていると、iCloud設定が応答しない、または間違って表示される場合がある問題
- Siriからの“探す”リクエストが機能しない場合がある問題
- iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化
- セキュリティアップデート
iPhone 14シリーズで追加された衝突事故検出は、新しいハードウェアと高度なアルゴリズム、100万時間分のリアルな運転データと衝突事故データを使って衝突事故を検出する機能です。
正しく動作することで命を救うことができる機能ですが、ジェットコースターの緊急停止やスキー、スノーボード中に転倒して誤検出する事例も国内外で多く発生していることが確認されています。
例えば、長野県の特定地域だけでも1ヶ月弱で100件近くの誤通報が起きるなど、精度に大きな問題がありました。今回のアップデートで改善されるので必ずアップデートしておきましょう。
iOSのアップデート方法
iPhoneを「iOS 16.3.1」にアップデートするには、設定から「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進んで「ダウンロードとインストール」をタップするとアップデートがスタートします。
- iPhoneの設定画面を起動
- 「一般」に進んで「ソフトウェア・アップデート」を選択
- 「ダウンロードとインストール」をタップしてパスコードを入力
- 利用規約が表示された場合は同意すると、最新版iOSのダウンロード開始
- ダウンロード完了後、「今すぐインストール」をタップすると、iPhoneが何度か再起動しながらアップデート開始
操作手順