Appleが現地時間6月5日から開始する開発者向けのイベント「WWDC」の公式アプリをバージョン6.0.0にアップデートした。
アップデートによって今年のセッションスケジュールや開催場所が確認できるようになった。テーマ別に分類されたセッションビデオも視聴できる。新たに追加されたVenueでは会場の地図を確認したりイベントの変更情報などを通知で受け取ることができる。
Apple、WWDCでSiri搭載ホームデバイスを発表か
日本時間の6月6日午前2時から開催されるキーノートでは例年どおり「iOS 11」など次期OSが秋の配信に先駆けて先行発表される可能性が高い。いつもどおり主要な機能が発表され、イベント終了後にはデベロッパー向けにベータ版がリリースされるはずだ。
次期OS以外では新製品の発表も噂されている。過去には次期iPhoneも発表されていた。しかし、WWDCはあくまでも開発者向けのイベントで2013年のMac Proを最後にハードウェアは発表されていない。iPhoneが発表されていた当時も今のような絶対的なシェアはなく、アプリも不揃いで開発者の目をiOSに向けさせる目的からWWDCで発表されていたが今はその役目を終えている。
にも関わらず、毎年WWDCで新製品が発表されるのではないかと報告されている。今年は10.5インチのiPadやMacBookなどが噂されているが、開発者に大きく関係しないものは発表されない可能性が高い。そういったことを考えればかねてから噂されるSiri搭載のホームデバイスが発表される可能性はあるかもしれない。
Amazonがスマートスピーカー「Amazon Echo」を2014年に発表してから続々とホームデバイスが投入されている。Googleは昨年「Google Home」を発表。日本でも今夏以降に発売される予定だ。LINEも日本と韓国で今夏発売すると案内している。そういう流れの中でAppleがやや遅れてホームデバイスを投入、そこにSiriを搭載するのは自然な流れだ。
ただし、ホームデバイスを発表してもそこで動くものがなければ役に立たない。Appleで言えばHomeKitの対応製品がそれに当たるが、まだまだ数は少なく、開発者や家電メーカーにアピールする必要があるだろう。アピールの場はWWDCが最適ではないだろうか。
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