新型コロナウイルス感染拡大の大逆風が吹くなかでも成長を続けるスマートウォッチ市場にFacebookが来年参戦すると報じられている。
スマートウォッチ市場はAppleが40〜50%の販売シェアを獲得しており、Apple Watchのユーザーはまもなく1億人に突破する。少し?かなり?遅い気もするが、FacebookはOculusのようにスマートウォッチの販売価格を原価ギリギリに設定してユーザー獲得を狙うという。
原価に近い価格で販売か
The Infomationによると、Facebookが開発しているスマートウォッチは、メッセンジャーやWhatsAppといったFacebookのサービスを利用してメッセージを送信できるとのこと。モバイルデータ通信機能を備えているためスマートフォンが手元に無くてもネットを利用できるようだ。OSはAndroidを採用するもののFacebookはスマートウォッチ向けの独自OSの開発も進めているとのこと。
スマートウォッチの最も人気の高い健康管理機能では、友達とのワークアウトを楽しんだり、トレーナーとコミュニケーションが取れるオプションが含まれていて、アメリカで人気のエクササイズバイクを販売するPelotonのようなフィットネス企業が提供するサービスやデバイスに接続可能。
Facebookは来年の発売を目標にしていて2023年には第2世代のFacebook Watchを発売する計画を立てているという。
大幅な後発となるため、AppleやGoogleが買収したFitbitからシェアを奪う必要があるが、Facebookは販売価格を原価に近い価格に設定してユーザーの関心を引く狙いのようだ。Facebookの子会社が提供するVRデバイスOculusも原価に近い価格で販売している。
安さは魅力的だが膨大な個人情報の流出事故を引き起こした過去があるFacebookに身体データを預けるのを不安に思うユーザーは少なくない。苦戦は必至だ。
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