Photo by Ken Yeung
アップルは今秋リリースしたiOS 9にて「News」アプリを追加(日本は未提供)。Twitterは日本発の機能として公式アプリにニュース機能を追加するなど、今年はニュースアプリにも動きがありました。
日本ではYahoo!ニュースを初め、SmartNews、グノシー、LINE NEWS、NewsPicks、MERYなどなど多数のニュースアプリが存在していますが、SNSで最大のシェアを持つFacebookが近く参入することになりそうです。
Facebookのニュースアプリ「Notify」は来週中に登場か
Facebookがニュースアプリを開発しているとの情報は以前から伝えられていましたが、フィナンシャル・タイムズの報道によれば、来週中にもアプリ名「Notify」としてリリースされるとのこと。
「Notify」では、Facebookが契約した主要なニュースサイトや放送局が配信する記事を読むことが可能。また、配信された記事の通知を受け取ることができるようです。
Facebookとパートナシップを結んだメディアとしては、ワシントン・ポストやCNN、CBS、Vogueなどの名前があがっています。
Facebookの月間利用者数は約14億人、ニュースアプリでアップルとTwitterに猛追なるか
Facebookのアクティブ利用者数(モバイルのみ)は1日間で8億9000万人超、1ヶ月で13億9000万人を超えたことが明らかになっており、3億2000万人/月(PC含む)のTwitterとは比較にならないほどのユーザーを抱えています。
今もなおユーザー数が伸びているFacebookの「Notify」はニュースアプリ界にとって脅威となりそうですが、Twitterは公式アプリにニュース機能を追加し、アップルはiOS 9の標準アプリとして「News」を追加することで、ユーザーにアプリのダウンロードの手間をかけさせず、開始当初から多くのユーザーにニュース機能を提供することができています。
そんなアップルの「News」の利用者は2015年10月時点で4,000万人超。多くのユーザーを抱えるFacebookとて短期間で追いつくのは困難かと思われます。
おそらく日本で利用できるのはまだ先
ニュースアプリは多種多様で、Twitterはリツイートやお気に入りまたはいいねがたくさんついたタイムラインで話題になっているニュースを再配信していますが、アップルは提携したメディアのニュース記事をアップルテイストに仕上げ、広告を取り払うなどして配信しています。
メディアと提携してニュースを配信するという点ではFacebookの「Notify」とアップルの「News」は近い形になるでしょう。
また、各地域でメディア選定など準備作業が必要になるため、アップルの「News」と同じようにリリース当初は一部地域での提供にとどまり、日本での提供はまだ先になることが予想されます。
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