スマートウォッチ/スピーカーの所有率は2割未満。Apple Watchがダントツ人気に
MMD研究所が2019年7月に「スマートウォッチとスマートスピーカーに関する調査」を実施し、調査結果を発表した。
今回の調査結果ではスマートウォッチ、スマートスピーカーともに所有率が2割未満になっていることが明らかになった。
スマートウォッチの所有率、男女に大きな開き
「スマートウォッチとスマートスピーカーに関する調査」は、2019年7月12日から19日に、スマートフォンを所有する20〜69歳の男女1,867人を対象に実施されている。
スマートウォッチの所有率は18.0%、男女別では男性が24.5%、女性が11.6%と男女の所有率には2倍以上の開きがある。
所有しているスマートウォッチはApple Watchが41.1%、ついでGalaxy Watchの4.8%とダントツの結果に。
Apple Watchの男女別の所有率は男性が67.4% 女性32.6%となっており、この開きがスマートウォッチの男女別所有率にも小さくない影響を与えているのかもしれない。
スマートウォッチの利用目的については「LINE・メール・電話の通知」が58.3%、「歩数計」が46.1%、「消費カロリー」が42.0%、「心拍測定」が41.1%で通知とヘルスケア関連が上位を占めている。
スマホをポケットから取り出さず駅の改札を抜けられたり、両手に荷物を持っている時も便利な「モバイル決済」はわずか16.1%になった。
スマートディスプレイ「Google Nest Hub」が4位に
スマートスピーカーの所有率はスマートウォッチを下回る14.7%で、男女別では男性が19.4%、女性が10.2%とスマートウォッチに比べて男女間の差は小さくなっている。
所有しているスマートスピーカーは「Amazon Echo」が35.6%、「Google Home」が35.3%、「Google Home mini」が33.1%でトップスリーを形成。
日本発売から約1ヶ月ながら21.8%の所有率でディスプレイ付きのスマートスピーカー、いわゆるスマートディスプレイの「Google Nest Hub」が4位にランクインした。税込1.5万円と手ごろな価格とディスプレイによる情報表示が受け入れられているのかもしれない。
スマートスピーカーの利用目的は「音楽を聴く」が59.3%、「天気予報の読み上げ」が48.0%、「アラーム・タイマーのセット」が44.0%、「ニュースの読み上げ」が42.9%に
スマートディスプレイでより便利に使える機能として「料理・レシピの検索・表示」や「飲食店・店舗情報の検索・表示」などが10%を超えている。
今夏、Appleがホームミュージックスピーカー「HomePod」を日本でも発売する。スマートスピーカーの普及率や機種別のシェアにどれほどの影響を与えるのか楽しみだ。
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