昨年、「無音のサウンドを再生することでバックグラウンド更新を強制化しているのではないか?これが原因でiPhoneのバッテリーが過剰に消費されている」と指摘され、Facebookが公式に認めたことで大きな話題になりました。
度々問題になっているFacebookアプリですが、今回はAndroidも含めてバッテリーを過剰に消費する問題が指摘されています。
Android/iOS版のFacebookでバッテリーの過剰消費問題が指摘される
米メディアのthegurdianによると、Android版の公式Facebookアプリを削除して、サードパーティ製のMetalをインストールしたところ、通知などの機能は公式アプリと変わらないものの20%も電池持ちが改善し、パフォーマンスも向上したとのこと。
iPhoneでも公式Facebookアプリを削除したあと、Safari版のFacebookにスイッチして1週間同じ頻度・使い方で使用し、毎日同じ時間にバッテリーの残量を記録したところ、アプリを削除する前に比べて15%も改善したことがわかったと報告しています。
さらに、この結果が個体差によるものでないことを確認するためにFacebookアプリを使用するiPhoneユーザーを募集して、同様のテストを実施してもらったところ同じ結果が得られたことも報告しています。
Facebookの広報担当者は、この問題について調査中としたとのこと。
Similar concerns about Facebook’s Android app led to the discovery that deleting the app saves up to 20% of a phone’s battery. After that revelation, I set about seeing if the same was true for iPhone users. I discovered that uninstalling Facebook’s iOS app and switching to Safari can save up to 15% of iPhone battery life.
引用元:Uninstalling Facebook app saves up to 15% of iPhone battery life | Technology | The Guardian
完全に解消されていなかった昨年のバッテリー過剰消費問題
昨年10月に指摘された無音サウンドを再生することでバックグラウンドを強制化していた問題は完全に解消したと報告しましたが、同時に発見された「CPUスピン」問題(アプリが動作しない時でもCPUに命令を行う)についてはいくつかを改善したとの表現に留まっていました。
The version released today has some improvements that should start making this better.
引用元:Ari Grant – We recently heard reports of some people experiencing…
その後も同問題が解消されたとの報告はなく、今回明らかにされた問題と直結するかは不明ですが、何らかの影響を及ぼしている可能性があるかもしれません。
thegurdianによれば、ブラウザ版のFacebookでは公式アプリ版で提供されている機能の一部が使えないこともあるとしていますが、バッテリーの電池持ちに不満がある場合はブラウザ版のFacebookをホーム画面に追加するか、Metalアプリをインストールしてみてはどうでしょうか。
ウェブ版のFacebookをホーム画面に追加する方法
ウェブ版のFacebookをホーム画面に追加するには、iPhoneからFacebookにアクセス後、シェアアイコンをタップして「ホーム画面に追加」を選択します。右上の「追加」をタップすると、ホーム画面にFacebookアイコンが追加されます。
Chromeでは、右上の「︙」をタップして、「ホーム画面に追加」をタップすると、ホーム画面にFacebookアイコンが追加されます。
ホーム画面に追加されたFacebookのアイコンをタップすると、ブラウザが起動してFacebookにアクセスできます。
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