昨年と同じスケジュールであれば、Googleは5月10日開催のビッグイベントにて今年発売する新製品のラインナップを明らかにするはずです。
膨大なラインナップには、今年秋の発売が予想される「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」も含まれているでしょう。
Pixel 7a、Pixel Fold、Pixel Tabletといった秋までの発売が期待されるデバイスに対して、Pixel 8シリーズの噂はそれほど多く報じられていませんでしたが、おなじみのSteve H.McFlyによってデザインと大きさが明らかになりました。
UPDATE:2023/03/15 22:18画像を作成したSteve H.McFlyが確認したところ計測に誤りがあり、画面サイズは6.52インチではなく正しくは6.7インチと情報を訂正しました。
Pixel 8 Proの画像を作成したのはおなじみのSteve H.McFly。smartprix経由で公開しました。
画像はおそらくGoogleからアクセサリメーカーに提供されるCADデータを元に作成されたもの。CADデータには保護ケースなどを作るために端末の大きさや各パーツの距離などが含まれていて、CADデータがもたらす情報はかなり正確なので信頼していいでしょう。
スマートフォンのトレンドに反してPixel 8 Proはラウンドフォルムの採用を継続。さらに丸みを強めたデザインに変化するようです。
ボディを横断するカメラバーは今年も健在。Pixel 7 Proでは、レンズを2つの丸で囲んでいましたが、Pixel 8 Proでは、3つすべてのレンズを1つの丸い円で囲むことで、ひときわカメラの存在感が増したようにも感じます。
具体的にカメラがどのように進化するのかは不明ですが、フラッシュライトの下に新しいセンサーのような黒い丸が追加されています。AppleのLiDARスキャナのように、オートフォーカスの精度を高めたり、背景をぼかすポートレート撮影で必要な深度マップの精度向上など、さまざまな可能性が考えられます。
なお、Pixel 7シリーズでは、カメラレンズを保護するカバーガラスが勝手に割れる問題が発生していました。
この重要な問題の原因は熱で変化しやすい金属でカバーガラスを囲ったことが原因ではないかという見立てもあり、金属の使用量を減らし、ガラスレンズを大型化するアップデートは問題に対処するための改善かもしれません。
昨年秋、Appleが発売したiPhone 14 Proは、新しい前面デザインのダイナミックアイランドを採用して大きなインパクトを残しましたが、ノッチとは異なり、多くのAndroidメーカーは追従していません。
その理由はAndroidでは、フロント部分に多くの部品を必要とする3D顔認証ではなく、ディスプレイ指紋認証が主流になっていることが大きいのでしょう。GoogleもPixel 8 Proでは、パンチホールの採用を継続するようです。
本体が丸くなるのに対してディスプレイはエッジカーブを廃止したフラットディスプレイを採用。画面サイズは6.7インチのままから6.52インチに小型化するとのこと。
本体サイズは162.6 x 76.5 x 8.7 mmでカメラを含めると約12mmに。画面サイズが小さくなる割には、ほんのわずかなコンパクト化に留まるようです。ちなみに、Pixel 7 Proの大きさは162.9 x 76.6 x 8.9 mmでした。
湾曲したフレームの底面にはUSB-Cとスピーカー、右側面に電源ボタンと音量ボタン、左側面にSIMカードトレイが配置されるようです。