これまでPixelスマートフォンなどでは、画面に表示されている限られた範囲しかスクリーンショットできないため、すべての画面をスクショで保存するには何度も電源ボタンと音量ダウンキーを押す必要がありました。
今年10月に公開されたAndroid 12では、1枚に収まらない範囲まで拡大して画面を保存する「スクロールスクリーンショット」に対応。…したものの、すべてのアプリで利用できるわけではなくアプリ側の対応が必要です。
最も対応が望まれていたアプリの1つがGoogle Chromeですが、ここ数日の間にスクロールスクリーンショットに対応したことがわかりました。
全画面をスクショすることはできず
これまではGoogle Chromeでスクリーショットを保存する際に電源ボタンと音量ダウンキーを同時に押しても1画面しか保存できませんでした。
これはViewベースのUIを使用していないアプリなどでは利用できず、個々の開発者がAndroid 12で新たに追加されたScrollCature APIに対応する必要があるためです。
Google Chromeは最新バージョン(96.0)にてScrollCature API対応したようで、Android 12をインストールした手元のPixel 6 Proでは、スクリーンショットした後に表示される「キャプチャ範囲を拡大」ボタンをタップすると、保存する範囲を指定して画面を保存できます。
どういった制約なのかは不明ですが、残念ながらウェブなど縦長のページでは全画面をスクショすることができません。設定画面など縦に短いページのみ全画面スクショが可能です。これがGoogleが「フルページスクリーンショット」ではなく、「スクロールスクリーンショット」と名乗っている理由でしょう。
引き続きすべての画面を画像で保存するには、何度か電源ボタンと音量ダウンキーを押す必要がありますが、これまでよりも圧倒的に回数が減ります。とは言っても、シャオミなどは真の全画面スクショを実現しているのでGoogleにも頑張ってもらいたいところですが・・・
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