5月20日、ロイターはGoogleが中国の通信機器大手であるファーウェイとの一部ビジネスを停止したと報じた。
これによりファーウェイのスマートフォンやタブレットでは、Androidのバージョンアップが不可能になり、Google PlayストアやGmail、YouTubeといったいわゆるGoogle Appsが利用できなくなる可能性がある。
ファーウェイ、許可なく部品やソフトウェアの調達が不可能に
ことの発端は米商務省が公表したエンティティーリストにファーウェイが掲載されたことだ。同リストに掲載されると米政府の許可なく部品やソフトウェア、技術を輸出できなくなる。
ロイターが関係筋から得た情報によると、ファーウェイはAndroidのソース管理プロジェクトAOSPで公開されているオープンソースのAndroidは利用できるものの、Googleが特許権を持つGoogle PlayストアやGmail、YouTubeなどのアプリやサービスが利用できなくなるそうだ。
事実であれば世界2位のスマートフォンメーカーにとって大打撃になる。ファーウェイはドコモから「HUAWEI P30 Pro」を、auから「HUAWEI P30 lite Premium」を発売する予定。あす21日には新製品発表会も開催する。部品とソフトウェアの両面で規制がかかれば当然発売も難しくなる。果たして発表する新製品は発売できるのだろうか。
UPDATE:2019/05/20 16:27GoogleがAndroidの公式Twitterアカウントを通じて、Google PlayやGoogle Playプロテクトによるセキュリティ機能のようなサービスはファーウェイの既存デバイスで引き続き利用できると発表した。
AndroidのOSアップデートやセキュリティアップデートについては言及していないが、既に発売されている製品への影響は限定的になる可能性がある。
なお、ロイターは関係筋からの情報として詳細な内容についてはGoogle社内で現在も協議中としている。
UPDATE:2019/05/20 20:53ファーウェイが声明を発表し、世界中で販売した製品および在庫となっている製品にセキュリティアップデートを継続提供することを発表 した。
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