3月16日、Googleが第2世代の新型スマートディスプレイ「Google Nest Hub」を発表した。
価格は99.99ドル、発売日は3月30日。販売対象国はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリアで残念ながら日本での発売は発表されていない。
睡眠時間やいびき、咳の回数を記録する新型モデルが登場
今回発表された第2世代のGoogle Nest Hubは2018年10月に発表されたGoogle Home Hubの後継機(その後、Google Nest Hubにリブランディングされて日本では2019年6月に発売された)で、睡眠トラッキングに初めて対応する。
レーダーを照射して手や体の動き、さらに呼吸まで検出できるSoliチップを搭載することで睡眠トラッキングを実現し、手のひらを向けてエアタップするとYouTubeの動画や音楽を再生/一時停止できる空中ジェスチャにも対応する。
設置場所を寝室にフォーカスしているだけにプライバシーが気になるところ。Googleによると大まかな体の形や位置を検出することはできるものの特定の顔や体を検出することはできないという。完全ではないが少なくともカメラを使った睡眠トラッキングよりは安全だ。
朝起きるとベッドの上にいた時間や睡眠時間、いびき・咳の回数が表示される。睡眠データはGoogle Fitに同期されるため、iPhoneやAndroidで確認することも可能。睡眠を改善するためのヒントを教えてくれるなどフィットネストラッカーやスマートウォッチを使った睡眠トラッキングとほぼ同じ機能を提供する。腕に何かを装着せずに睡眠トラッキングが利用できるため腕に何かを付けた状態では寝られない神経質な人にとっては魅力的な睡眠トラッキングデバイスかもしれない。
ボディデザインはこれまでと同じ。布で覆われたスピーカーに厚めのベゼルで囲われた7インチ/1,024×600ピクセルのタッチパネルが斜めに設置される。
Soliチップによる空中ジェスチャやディスプレイのタッチ操作だけでなくGoogleアシスタントによる音声操作にも対応。合計3つのマイクと機械学習チップを搭載することで音声コマンドをより高速で処理できる。また、スピーカーは低音が50%増強されているとのこと。
カラーバリエーションはチョーク、チャコール、ミスト、サンドの4色が用意される。現時点で日本での発売は発表されていないが技適の承認が必要なSoliチップが関係しているのかもしれない。
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