Googleが10月に発売したPixel 8、Pixel 8 Proでネットワーク問題が報告されています。Wi-Fi接続時は問題ないものの、モバイルデータ通信を利用時に電池持ちが悪化して発熱するそうです。
同じモデムのPixel 7よりも電池持ちが悪化?
Reddit等での報告によると、Pixel 8シリーズでモバイルデータ通信を行うと電池を過剰消費して本体が発熱するとのこと。
5G接続時は通信速度が低下するとも報告されています。
モバイルデータ通信の問題は独自チップGoogle Tensorを搭載したPixel 6シリーズから始まったものです。
原因は同チップに搭載されているSamsung Exynosモデムにあり、複数回のアップデートやチップおよびモデムの最新化によって不満の声は減っていましたが、再び増加しているようです。
Redditでは、同じモデムを搭載するPixel 7に比べて、より効率の良いチップと大容量のバッテリー、画面サイズの小さなディスプレイを搭載するなど、より効率的であるにも関わらず、Pixel 8は電池持ちもカバレッジも悪化していると報告されています。
Android Policeも同様の報告をしており、5G接続時は5分以上ウェブを閲覧すると発熱するとのこと。電池持ちも明らかに悪く、半日程度の使用で画面オンの時間は4時間程度しか持たないと不満を伝えています。
一方で問題ない、Pixel 7やPixel 6 Proに比べて大幅に改善されているとの声も確認されています。筆者のPixel 8 Proでも4G/5G接続時の電池持ちの悪さ、発熱を感じたことはありません。
有効な対策は設定画面から優先ネットワークを5Gから4Gに変更すること。これで電池持ちの過剰消費が抑えられるそうです。
- 優先ネットワークを変更する
- 設定画面から「ネットワークとインターネット」に進みます
- 利用中のSIMをタップします
- 「優先ネットワークの種類」に進みます
- 優先ネットワークの種類を4Gに変更します
この対策はGoogle Tensorチップを搭載したデバイスでネットワークに接続しづらい問題(解消ずみ)を報告していた楽天モバイルが、推奨していた方法であることを考えると、もしかすると利用するキャリアによって引き起こされるのかもしれません。
もし、電池持ちが悪いと感じている場合は、設定画面からバッテリー>バッテリー使用量に移動して“前回のフル充電以降のバッテリー使用量”の下にあるボックスをタップして“システム別に表示”に切り替えて「モバイルネットワーク」の消費量を確認してください。
Googleのサポートフォーラムの報告によると、画面オンの時間が3時間未満にも関わらず、モバイルネットワークのバッテリー使用量が75%も占めているそうです。
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