マグネットで便利になるワイヤレス充電の標準規格「Qi2」が昨年末に少し盛り上がったものの、今は誰も話題にしていません。
Qi2に対応するスマートフォンはiPhoneだけで、かなり前からiPhoneにはMagSafeがあったのでQi2にそれほど価値を感じていないことが理由でしょう。
一方、AndroidはというとSamsungがGalaxy S24シリーズで対応を見送り、Xiaomi、Sony、Nothing、そして来週Pixel 9シリーズを発売するGoogleも対応を見送りました。
MagSafeがあるiPhoneと違ってAndroidユーザーにQi2対応は響くような気もしますが、メーカーはそう思っていないようです。
Pixel 10とPixel Stand 3に期待
GoogleはPixel 9シリーズでQi2の対応を見送った理由についてQiは入手しやすく、Qi2に切り替えるメリットがないと説明(要約)しています。
ただ、AmazonでQi2充電器を検索してみると、BelkinもAnkerもエレコムといったメジャーなメーカーはもちろん、マイナーメーカーもQi2充電器を販売するなど、Qi2の仕様が最終決定されてから半年以上も経過したこともあって、Qiと同レベルとは言わないまでも入手しにくい状況にはなってません。
GoogleみずからPixel Stand 3としてQi2対応の充電器を販売することもできたはず。
個人的には戦略的な観点で見送られたような気がします。
今年はこれまでよりもAIにフォーカスして多くのアプリや機能をリリースし、カメラバーを刷新した新デザインも導入するなど、メジャー級のアップデートになっています。
充電関連で言えばPixel 9 Pro XLが最大37W出力の有線充電をサポートし、Googleオリジナルの45W充電器も販売しています。
おそらく来年発売されるPixel 10シリーズはQi2に対応するはず。スマホ本体だけではなく、純正スマホカバーの一新やスマホリングなどのこれまでになかった新しいマグネットアクセサリ、Pixel Stand 3にも期待がかかります。
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