Googleが6月14日に公開した月例アップデートおよび3ヶ月に一度の新機能追加アップデートを適用したあと電池持ちが悪化し、異常な発熱が生じていると報告されています。
6月のアップデートでは、30を超える不具合と100を超える脆弱性の修正に加え、絵文字やシネマティック壁紙、Pixel 7 Pro向けのマクロフォーカス動画などの多数の新機能が追加されていました。
YouTubeを約30分見ただけで電池が25%も減ったとの報告も
RedditのGooglePixelサブレディットにて「スマートフォンの電池が急速に消耗するようになり、理由もなく発熱するのは私だけでしょうか?テキストを選択するオプションが機能しないなど、他にもたくさんのバグがある」と投稿され、わずか4日間で300を超えるコメントが寄せられています。
コメントのなかには「アップデート前は寝る時に電池残量が20%あったものの、現在は使い方が変わっていないにも関わらず18時には15%まで減ってしまう」「アップデート後は、1日に2回もアップデートしなければならない」といった投稿も確認できます。
また、「“アイドル状態”のバッテリー使用量が5月に比べて40%も増えている」「Pixel 7 ProでYouTubeを34分間見ただけで25%もバッテリーが減った」といった具体的な報告もありました。
一方で、アップデート後も問題ないと報告しているユーザーも複数います。
Googleは、先月も電池持ちの悪化と発熱異常を引き起こす不具合を報告(現在は修正済み)しており、2ヶ月連続でトラブルが発生しています。
先月発売されたPixel 7aはシリーズ初の顔認証、ワイヤレス充電、90Hzのリフレッシュレートをサポートし、シリーズ最大のアップデートとなる48MPのカメラを搭載するなど、素晴らしいコストパフォーマンスの機種で、同価格帯でライバルとなる機種はそうそう現れないないでしょう。
しかし、Googleが提供するソフトウェアの品質は唯一といって良い懸念点です。先月そして今月のように度々、不具合が発生し、慢性的にネットワークが突然切断されるバグに遭遇したと報告するユーザーもいます。
なお、前回の不具合はサーバーサイドで修正されたものの、今回の不具合は各端末に配信されているソフトウェアアップデートが原因と見られることから修正には少し時間がかかるかもしれません。