11月21日、Googleが脱スマホ中毒に役立つアプリケーション「Digital Wellbeing」をGoogle Playストアで正式公開した。
これまではPixelスマートフォン向けにベータ版が提供されていたが、正式公開によってAndroid 9.0 Pieを搭載するAndroid Oneスマートフォンでも利用可能になっている。
言語障害や記憶力の低下に繋がるスマホ中毒
ちょっとした空き時間にもスマートフォンに手を伸ばし、気づいたら1日中使っているスマホ中毒は言語障害や記憶力が低下する「デジタル認知症」に繋がると警告されている。Googleが正式公開した「Digital Wellbeing」は、スマホ中毒にかからないように、またスマホ中毒から脱却するための機能を提供する。
「Digital Wellbeing」の主な機能は以下の4つ。アプリの使用状況をカンタンに把握できるようになり、アプリやスマートフォンの使いすぎを防止できる。さらに、スマートフォンが睡眠の妨げにならないよう画面の表示を変更する機能も含まれている。
- ダッシュボード: アプリをどれぐらい使ったか、いつ多く利用したか、ロックを何回解除したか、通知をどれぐらい受け取ったかを確認できる画面
- アプリタイマー: アプリに使用時間の制限を追加できる機能。残り使用時間を通知し、制限時間を超えるとアプリが起動できなくなる
- おやすみモード: 画面上に表示される通知をすべてミュートに
- グレースケール: 就寝前に画面をモノクロに、起床時に元に戻す