最近になって広告ブロッカーの利用者がYouTubeの速度が低下して、動画が頻繁に止まったり、サイト全体の速度が遅くなったと報告されていました。
これはGoogleが昨年からテストしている広告ブロッカー対策の一環とされていましたが、Googleが無関係であることを発表しました。
Adblock Plusが修正版をリリース
Android Centralは広告ブロッカーによる速度低下についてYouTubeに確認したところ、広告ブロッカー検出の取り組みとは無関係であるとの回答を得たと報告しています。
また、広告ブロッカーuBlockOriginの開発者であるRaymond Hillは、Adblock v5.17.0とAdblock Plus v3.22が速度低下の原因であると指摘し、速度低下の影響はYouTubeに限定されないとしています。
There is a lot of chatter in the last days about how Youtube is slow with content blockers.
— R. Hill (@gorhill) January 13, 2024
Those performance issues affect only the latest version of both Adblock Plus (3.22) & AdBlock (5.17), and afflict more than just Youtube.
uBO is *not* affected.https://t.co/O3g48d2DT9
確かにAdblock Plus v3.22のリリース報告記事には、1月10日時点でウェブページの読み込み速度が大幅に遅くなり、ページがまったく読み込まれないこともあると報告されており、1月12日には修正版がリリースされています。
また、AdBlockにおいてもまだリリースされていないもののv5.17.0で発生したパフォーマンスの問題を修正するv5.17.1が開発中であることが確認できます。