ニコニコが広告ブロックツールによって年間1億円以上の損失が発生しており、無効化を呼びかけています。
動画などサービス上に表示される広告収益によって、日々の運営開発が支えられているものの、広告ブロックツールによって運営・開発への影響が生じているとのこと。
また、広告収益等の分配によってクリエイター(動画投稿者)の活動を支援するプログラムにも影響を与えるほか、一部機能や表示等に意図しない不具合が発生して、正常にサービスが利用できないこともあると説明しています。
YouTubeは1年前に広告ブロック返しを導入
ニコニコは広告ブロックツールの利用者に対して、無効化またはホワイトリストにニコニコのドメイン(nicovideo.jp)を登録するようお願いしています。
また、広告ブロックツールへの対策ーーいわゆる広告ブロック返しの対策も検討しているとのこと。
YouTubeでは、広告ブロックツールを検出すると動画をストップし、視聴者に対して規約に違反していることを伝えた上で、YouTube Premiumに加入するか広告ブロッカーを無効化するよう呼びかける広告ブロック返しを昨年5月から導入。順次規模を拡大した結果、広告ブロックの削除件数が過去最高を記録しました。
YouTubeが広告ブロック返しを導入したとお伝えした際に、ニコニコ動画の広告はYouTubeに比べてウザくない、ニコニコ動画に帰る人も多いのでは?ニコニコ動画が全盛期を取り戻すなどの反応がありましたが、YouTubeと同様に広告ブロックツールによって多額の収益を失っているニコニコ動画も広告ブロック返しの導入を検討することになります。
なお、広告ブロック返しを検討する一方で、広告の内容が不快である、不適切な広告が表示されるといった声があることも承知し、重く受け止めて問題のある広告は確認され次第、即時停止するなど適切な広告配信に取り組むとしています。
- | ニコニコインフォ
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