9月6日午前3時8分ごろに発生した平成30年北海道胆振東部地震を受けてドコモは速度制限の解除などの支援措置を行うことを発表した。
北海道地震で支援措置を実施
ドコモは内閣府のホームページで確認できる災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に以下の支援措置を実施する。災害救助法の適用地域が拡大された場合は同様の措置拡大が行われる。
- データ通信の速度制限解除
- 付属品の無償提供
- 携帯電話機購入時における特別割引の実施
- 故障修理代金の一部減額等
- ケータイデータ復旧サービスの無料化
- 一部手数料の無料化
- 受付手続きの緩和
- 「ドコモ光」の基本料金等を無料化【お客さまお申出要】
- 「ドコモ光」等に関する一部機器の無償提供
- 料金支払い期限の延長
9月30日まで速度制限なくデータ通信可能に
「データ通信の速度制限解除」は、災害救助法が適用された地域に契約者住所または請求書送付先住所のいずれかがあるユーザー(個人・法人)が対象。
対象のユーザーは、2018年9月6日から9月30日までの期間、契約プランのデータ量を超えた場合でも速度制限なくデータ通信が利用できる。すでに速度制限中のユーザーにおいても、本日以降は速度制限なくデータ通信が利用できるとのこと。
通常、データ使用量が契約プランのデータ量を超えた場合、月末まで通信速度が送受信ともに最大128kbpsに制限され、解除するためには1,000円/GBまたは2,500円/2GBを追加で支払ってオプションを購入する必要がある。
NHKなどは復旧・被害情報を伝えるテレビ番組をネットで同時配信しているが、速度制限の存在で視聴時間を制限していた人もいるかもしれない。今回の措置によって速度制限を気にせず情報を得られる。
この他にも9月6日から10月31日までの期間、電池パックやACアダプタ・DCアダプタ、FOMA補助充電アダプタ、ポケットチャージャー等を対象地域のドコモショップにて無償で提供する。災害によって携帯電話を破損、故障、紛失した場合は携帯電話購入時の特別割引が実施され、携帯電話の故障修理代金の一部減額を行う。
なお、auは9月6日〜7日の期間中、5GBまでのデータチャージ料金を無料で提供、ソフトバンクとワイモバイルは1ヶ月分のデータ追加購入を無料化している。