9月17日に配信がスタートした「iOS 14」と「watchOS 7」だが、一部で電池消費量が過剰に増える不具合が報告されている。
Appleは最新ソフトウェアの配信開始日から約2週間後に公開したサポートページでこの不具合の存在を認め、データのバックアップ後、iPhoneを初期化してバックアップデータから復元する対処方法を紹介している。
iPhoneとApple Watchの電池持ちが悪くなる問題
AppleによるとiOS 14.0とwatchOS 7.0では以下のような現象が発生しているとのこと。
- iPhoneのフィットネス Appで、Apple WatchでGPSを使って以前行ったワークアウトの経路地図が表示されない。
- Apple Watchでアクティビティ、心拍数、その他のヘルスケア関連のAppが起動しない、またはデータが読み込まれない。
- iPhone でフィットネスAppやヘルスケアAppが起動しない、またはデータが読み込まれない。
- ヘルスケアApp またはフィットネスAppによるiPhone のデータストレージ消費量が間違って報告される。
- アクティビティAppによるApple Watch のデータストレージ消費量が間違って報告される。
- Apple Watch の環境音量のデータやヘッドフォン音量のデータが、iPhone のヘルスケアApp に表示されない。
- iPhoneまたはApple Watch のバッテリー消費が増えた。
特定のアプリが起動しない、データが読み込めない、電池消費量が増えるといった影響の大きい不具合が発生しており、海外のユーザーはたった1時間でバッテリーが90%から3%まで減少したことを報告している。
“If you haven’t done the iOS 14 update; DONT DO IT. The battery drain is unbelievable. From 90% to 3% in one hour.” @Apple @AppleSupport @apple
— pratish gupta (@pratishgupta16) September 28, 2020
Appleが紹介する対処方法は2つ以上の現象を確認した場合はApple WatchとiPhoneのペアリングを解除後、バックアップを作成して初期化後、復元するというもの。ただし、アプリによっては復元する際に準備が必要なものが存在するため積極的にやりたくない手順だ。
おそらくiPhone 12シリーズの発売に合わせてiOS 14.1がリリースされるため、それまで待つという方法もある。
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