iPhoneのWalletアプリには、飛行機の搭乗券や映画のチケットなどを「パス」としてアプリ内に保存してQRコードをかざして搭乗したり入場できる便利な機能が付いている。
使い終わったチケットは消えずに残るため、あとから見返して思い出を振り返ったり、経費精算に役立てられるが、あまりにも膨大になると邪魔になることもある。
今年秋に正式配信される予定のiOS 15では、使い終わった搭乗券やチケットを削除せずに非表示にできるオプションが追加されるようだ。
今使えるパスにカンタンにアクセスできるアーカイブ機能
先日開催されたWWDC2021では発表されなかったが、Appleが公開したiOS 15のプレビューページによると、Walletアプリにパスのアーカイブ機能が追加されるという。
このアーカイブ機能によって期限切れの搭乗券やチケットが自動的に別のリストに移動するため、今使える搭乗券や今使うべきチケットをすぐに見つけられる。
Archived passes
Your expired boarding passes and event tickets will be automatically moved to a separate list so you can easily access your relevant cards and passes without having to deal with the clutter of old passes.
アーカイブ機能はiOS 15ではデフォルトでオンになっていて、Walletアプリを起動すると画面下部に「XX枚の期限切れのパス」というリンクが表示される。このリンクをタップすることで使い終えた搭乗券や期限切れのチケットを確認できるそうだ。
これまでのようにすべてのチケットを表示したい場合は、設定画面の「WalletとApple Pay」からアーカイブ機能をオフにすることも可能。
Walletアプリが強化されるiOS 15では、飛行機の搭乗券や映画などのチケット、車の鍵に加えて、家・ホテル・職場のデジタル鍵を追加できるようになり、画面をタップするだけでHomeKit対応製品の施錠が可能になる。
ホテルの電子キーでは、Walletアプリからチェックインもできるため、ロビーで受付する必要なくそのまま入室できるという。ホテルの電子キーはハイアットホテルが今秋から1000以上のホテルで展開する予定。
米国では運転免許証や身分証明証をWalletに追加して空港の保安検査場でどの情報が求められて提示されたのかが把握できる。
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