Appleが、開発者やテスター向けに提供している「iOS 10.3 beta 1」で32bitアプリを起動すると警告メッセージが表示されることが明らかになりました。
「iOS 10.3 Beta1」、32bitアプリの起動時に警告表示
9to5Macによると、「iOS 10.3 beta 1」で32bitアプリを起動すると警告メッセージが表示されるとのこと。
Apple appears to be planning to drop support for 32-bit apps in an upcoming version of iOS. The alert dialog presented when launching a 32-bit app on iOS 10.3 beta 1 now warns users that the app needs to be updated to continue working on future versions of iOS. This suggests that iOS 11 expected later this year could be the first version to only support 64-bit apps.
- 引用元
- 9to5Mac
警告メッセージは、“(アプリ名)はアップデートの必要があります”“このAppは将来のiOSのバージョンでは動かに可能性があります。Appの開発元は、互換性の向上のためにこのAppをアップデートする必要があります。”といったもので開発者にアップデートを促す内容になっています。
AppStoreがスタートして以来、事あるごとにアプリのラインナップ数を取り上げてきたAppleですが、昨年は放置されたアプリを削除すると案内し、2ヶ月間で60,000個以上のアプリを削除するなど、アプリを整理する動きが見られます。
32bitアプリも同じように整理されるのかもしれません。9to5Macによれば、今後のiOSアップデートで32bitアプリが起動しなくなる可能性が高く、今年後半にも配信される「iOS 11」が最初のバージョンになる可能性があるとしています。
もし、「iOS 11」で32bitアプリが起動不可になれば、そこから1年後〜2年後の「iOS 10」以下のシェアが低くなったタイミングで32bitアプリをAppStoreから削除するかもしれません。
Appleは2013年に発売した「iPhone 5s」で初めて64bit対応のプロセッサを搭載。同時期に配信された「iOS 7」も64bitに対応しました。さらに、2015年2月以降に審査されるアプリについては64bit対応を必須とし、昨年リリースされた「iOS 10」では32bitアプリを起動すると、“iPhoneの動作が遅くなる場合があります”とのメッセージが表示されるようになっています。
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