iPadをMacのサブディスプレイとして使うことができ、さらに遅延ゼロを謳った「Duet Display」が先月リリースされ、元アップルのエンジニアチームが開発したということもあって大きな話題となりました。
しかし、iPad 2やiPad 3などを利用するユーザーからは「使えない」という報告が多数あげられており、販売価格も1000円とアプリとしては高額であることから不満の声が上がっていました。自分もこの不具合に遭遇したため、開発者に報告後、アプリを一度返品しましたが、「最新版で解消したから試してね」と返信があったので再度購入して試してみることに。
横向きで使えない不具合は解消
「Duet Display」で起きていた不具合は、iPad 2やiPad 3などのデバイスで横向きに使用すると「Launching Duet…」または「Adjusting Resolutions」と表示されたまま、動かなくなるというもの。また、iPadをタップ操作すると、リンゴのロゴマークしかタップできないというものでした。
ちなみに、開発者によると横向きで使えない不具合はiOS 7のiPad 2やiPad 3で発生するとのことでした。iOS 8にアップデートすれば治るよと言われた時は「あー、アップルっぽいな」と感じたのは僕だけでしょうか。
早速、最新版のiOSアプリをインストール。いつのまにやらアプリの価格は1000円から1500円に値上げされていました。
さらに、Macアプリも公式サイトからインストール。
iPadを横向きにしてUSBでMacに接続。Duet Displayを起動すると、無事横向きでMacの画面が表示されました。
ちなみに、最新版のMacアプリでは「Performance」という項目が追加され、「High Power」と「Energy Efficient」を選択することができます。リリース当初、「Duet Display」を使用すると、Macのバッテリーがもの凄く消費されるという声も聞かれましたが、外出先など電源が限られている場合は、「Energy Efficient」を選択することでバッテリーの消費を防ぐことができるようです。
また、解像度を変更できる「Resolution」の項目にも変更が加わっており、「Regular」「Retina」「High Resolution」の3つから選択することができます。ただ、RetinaディスプレイではないiPad 2などでは「Regular」のみが選択可能になるなど、以前よりも選択できる解像度が少なくなっています。
というわけで、アプリを最新版にすることでiPad 2やiPad 3などでも横向きでDuet Displayを使うことが可能になりました。iPadを購入したものの、使い道がなくて困っている方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。1500円でサブディスプレイが手に入ると思えばかなりやすい買い物だと思います。
▼Duet Displayの詳しい使い方はこちらで紹介しています。
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