きょう23日に発売された「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」
5Gに対応した初めてのスマートフォンということもあって例年どおり使えるとは限らず、SIMフリーモデルにauのSIMカードを挿して利用する場合は手続きが必要になる。
この記事ではiPhone 12シリーズが各社のサービスで利用できるのか、格安SIMで使えるのか、動作確認状況などをまとめておく。
iPhone 12シリーズの動作確認状況
5G | 4G | |
---|---|---|
docomo | ◯ | ◯ |
SoftBank | ◯ | ◯ |
au | ◯ ※5G SIMが必要 | ◯ |
楽天モバイル | X | △ |
UQ mobile | ー | ◯ |
Y!mobile | ー | ◯ |
OCNモバイルONE | ー | ◯ |
LINEモバイル | ー | ◯ |
IIJmio | ー | ◯ |
mineo | ー | ◯ |
イオンモバイル | ー | ◯ |
BIGLOBEモバイル | ー | ◯ |
SIMカード交換が必要な場合も
5Gサービスを提供していないUQ mobileやY!mobileなどは4G LTEで動作確認しており、APNのインストールによってデータ通信、音声通話、SMS、テザリングが利用可能と報告している。
なお、au回線を利用するプランを契約中でVoLTE非対応の黒いSIMカードを利用している場合はSIMカードの交換が必要になる場合があるため注意が必要。
Aプラン nano SIMとau VoLTE SIMの見分け方ですが、この画像のように黒いSIMカードはnano SIMです。
— mineo(マイネオ) (@mineojp) October 23, 2020
白とオレンジのものはau VoLTE SIMです。 pic.twitter.com/cmCbF8JI8C
主要3キャリアは5G契約が必要
ドコモ、ソフトバンク、auはiPhone 12シリーズに限らず5G対応スマートフォンを利用するにあたって5G契約が必要と説明している。
ただし、ソフトバンクは他社で購入した5G対応機種を持ち込みで契約する場合は、申込みがあれば5G契約に必要な「5G基本料」に加入できると説明しているため、4G契約のまま利用することもできるようだ。
今年春に商用サービスが始まったばかりの5Gは利用できるエリアが非常に狭くエリアというよりもスポットという表現が正しい状況。にも関わらず5G契約が必要で5Gのプランに変更すると料金が上がる場合がある。
例えば、ドコモの4Gプラン「ギガホ」は7,150円だが、5Gプランの「5Gギガホ」は7,650円のため1ヶ月あたり500円値上げになる。6ヶ月間1,000円引きの割引が用意されているほか、以下に書いたデータ容量の違いを考えれば500円の値上げは納得感のあるものだが、地域によって全く繋がらない5Gをキッカケにした値上がりに納得のいかない人はいるかもしれない。
- 月額7,650円
- 利用可能データ量: 100GB/月
- 4Gも5Gも国内データ量無制限キャンペーン実施中
- 速度制限後: 送受信最大3Mbps
- 月額7,150円
- 利用可能データ量: 30GB/月
- 60GB/月まで使えるキャンペーン実施中
- 速度制限後: 送受信最大1Mbps
auとソフトバンクは5Gの大容量プランで1,000円値上げしているが、1年間無料のキャンペーンを用意することで期間限定で値上げ分を相殺している。iPhone 12を取り扱っていない楽天モバイルではデータ通信、通話、楽天回線エリアでのSMSのみ利用可能と案内しており、公式な案内はないが5Gは利用できない。
なお、SIMフリーのiPhone 12とiPhone 12 ProにauのSIMカードを挿して利用する場合は、店頭で5G対応のSIMカードに交換するか、電話でお客さまセンターに電話して手続きする必要がある。
コメントを残す