今年7月、Appleがサポートを終了したはずの旧iPhone/iPadに「iOS 9.3.6」と「iOS 10.3.4」を配信した。
アップデートには重要な不具合の修正が含まれていて、iPhone 5については各サービスを継続して利用するために11月3日までのアップデートが必要とアナウンスされている。
11月3日以降はiPhone単体のアップデート不可に
9to5Macによると、最新版にアップデートしていないiPhone 5向けに“App StoreやiCloud、Eメール、ウェブ、その他サービスを継続的に利用するには2019年11月3日までにiOS 10.3.4にアップデートしてください”という長文の通知がAppleから送信されているそうだ。
3ヶ月前にリリースされた「iOS 10.3.4」では、GPS位置情報のパフォーマンスに影響を及ぼし、間違った日付と時刻がシステムに設定されてしまう問題が修正されている。このアップデートを適用しないと正確なGPS位置情報が取得できず日時もデタラメになるため、製品やサービスが正しく機能しなくなってしまうようだ。
不具合の影響が出始めるのは日本時間の2019年11月3日午前9時以降とのこと。
それまでにアップデートしていない場合は、iCloudバックアップが機能しなくなるほか、iPhone単体でのアップデートができなくなる。MacやWindows PCがない場合は早急のアップデートが必要だ。