今年発売予定と案内されているApple純正のワイヤレス充電器「AirPower」は、iPhone/Apple Watch/AirPodsの最大3台を同時に充電できるのが最大の特徴だが、ワイヤレス充電をサポートしていないAirPodsについては別売りとなる専用のワイヤレス充電ケースが必要だ。
専用のワイヤレス充電ケースの価格は69ドルーー日本円で約7,600円前後と報じられている。AirPodsをワイヤレス充電するためだけに…と考えてしまうと決して安くはないが、専用ケースを使ってiPhoneをワイヤレス充電できるかもしれない
AirPodsの充電ケースでiPhoneをワイヤレス充電の噂
Nikkei Asian Reviewが計画に詳しい人物から得た情報としてAirPods用の充電ケースを利用してiPhoneを充電できると報じている。発売時期は変更される可能性があるものの、早ければ2018年に発売されるとのこと。
ただ、AirPodsのバッテリー容量はわずか398mAhで2,000mAh強もあるiPhoneを充電できたとしてもわずかな充電量になるはずだ。さらに、現行のケースの形状は丸みがあるためiPhoneをケースの上に置いても安定しないなど現実味がないように思える。9to5Macはワイヤレス充電機能を実現するための回路を小さなケースに追加する必要があると指摘する。
大きな変更が加えられない限りは実現不可能なはずだが、残念ながらこれまでの噂では新しいチップを搭載することで“Hey Siri”をサポートするとの噂にとどまっている。来年発売と噂のハイエンドモデルではノイズキャンセリングと雨や汗に耐えうる耐水性能を備えると報じられているが、ワイヤレス充電に関する噂はない。
同記事では別の業界筋の関係者から得た情報を元にAirPodsの出荷台数についても伝えている。AirPodsが発売された2016年末から2017年までの出荷台数は2,000万台を突破、今年の販売台数は2,800万台に到達するという。ティム・クックはAirPodsについて「大ヒット」と評価したものの具体的な販売台数についてはこれまでにコメントしていなかった。
なお、Apple純正のワイヤレス充電器「AirPower」は開発上の課題に直面したことで現在は9月までの発売を目標にしているようだ。
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