これまで2年利用してきたauの回線が更新月をむかえたということで、MNP(乗り換え)を利用して格安スマホに乗り換えました。
MNPは店頭で店員さんにすべてやってもらうことが多いかと思いますが、格安スマホの場合はドコモショップのような店頭が少ないためそうはいきません。
今回は「自宅でMNP」を利用することで、自宅にいながらサクッとMNPで格安スマホに乗り換えできました。
自宅でMNPするまでの流れ
購入から手元に届くまでたったの3日
まずは、ネットで格安SIMを購入。音声通話に対応した格安SIMの購入には、保険証や免許証などの「本人確認書類」が必要になります。さらに、MNPの場合は「MNP予約番号」が必要。
本人確認書類はスマートフォンのカメラで撮影した写真をアップロードするだけ。MNP予約番号はauのサポートセンターに電話をかけますが、月末ということもあって非常に混雑していました。
購入日は26日、手元に届くまでに1週間から10日程度かかると案内されていたので、更新月が終わる前に届くかドキドキしていましたが、たった3日後に届きました。
利用できなくなる時間はたったの数分
SIMカードが届いたら、開通センターに電話をかけて開通手続きを行います。開通手続きを終えてから約30分後にauが利用できなくなると、同時に格安SIMが利用可能になりました。
なお、IIJmioではこの開通手続きを手作業で実施しているとのことで、混雑時には数時間程度になることもあるようです。
開通手続き後に乗り換え元のauと乗り換え先の格安スマホの両方が使えなくなる時間があると聞いていましたが、ほぼなしだったので影響はなし。
iPhoneの場合はWi-Fi環境が必要
あとは、データ通信を利用するための設定が必要になりますが、iPhoneの場合は構成プロファイルと呼ばれる設定情報が書かれたファイルをダウンロードするため、Wi-Fiに接続する必要があります。
最近は自宅に固定回線を引かずに携帯電話の回線のみ利用している人も多いので注意が必要です。
自宅でMNPができる事業者とそうでない事業者がある
「自宅でMNP」も格安スマホ選びの材料に
乗り換え先の格安SIMを選ぶにあたって、今年の4月以降、通信速度が落ちていたものの、回線増強を行って通信速度を回復させた品質の高い「IIJmio」と、そのIIJmioがバックボーンを手がけ、“業界最安値”を謳う「DMM mobile」とで悩みました。
いずれも使用経験があり、満足しているサービスですが、「DMM mobile」は自宅でのMNPに未対応だったため「IIJmio」を選択しました。
自宅でのMNPに対応した事業者が増えてきたのはここ数ヶ月の間。IIJmioも先月対応し、シェアトップのOCNモバイルONEも10月29日配送分から対応したばかりです。
▼主な格安スマホ事業者の「自宅でMNP」対応状況
IIJmio | OCNモバイルONE | DMM mobile | b-mobile | NifMo | UQ mobile | mineo |
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○ | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ |
自宅でMNPが利用できない場合、格安スマホの事業者がSIMカードの発送前にMNPを行うため、使用中の回線が突然利用できなくなります。当然、SIMカードが届くまでの間、スマートフォンを利用できなくなるため、日常生活への影響は非常に大きくなります。
家電量販店やイオンなどの店舗では「即日MNP」できるコーナーが設置されているものの、休日の家電量販店は非常に混んでいるだけでなく、利用可能な家電量販店は都心のみで、利用できない地域も多く存在します。
そういった忙しくて平日の家電量販店に行けない人、混雑している家電量販店で無駄な時間を過ごしたくない人、地方に住んでいる人にとって「自宅でMNP」は格安スマホ選びの材料になるかと思います。
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