今年開催されたGoogle I/O 2021では、Android 12を搭載したスマートフォンを使って車の鍵を開けたり、閉めたり、エンジンまでかけられる新機能「Digital car key」(デジタルカーキー)が発表されました。
具体的な対応時期は未定で、Android 12の配信日には間に合わなかったものの、今日からPixel 6、Pixel 6 Pro、Galaxy S21シリーズとBMWの対応車種で利用可能になります。
日本ではPixel 6|6 Proのみ対応
Android 12のデジタルカーキーは、スマートフォンに搭載されるNFCやUWBといった近距離型の無線通信技術を使用することで、スマホを車のドアにタッチするだけで鍵を操作できる新機能です。
UWBではドアにタッチすることなく、ポケットやカバンに入れた状態でもドアを操作できますが、現時点ではNFCのみをサポートするためドアへのタッチ操作が必要です。
デジタルカーキーでは、車のカギを家族や友だちと安全かつリモートでシェアすることも可能。どうしてもカギを直接渡せない場合はデジタルカーキーを利用すると便利です。
対応するスマートフォンはPixel 6、Pixel 6 Pro、Galaxy S21|S21+|S21 Ultraの5機種。
また、機種ごとによって対応地域が異なり、残念ながらGalaxy S21シリーズは日本では非対応のため、現時点ではPixel 6とPixel 6 Proのみデジタルカーキーを利用できます。Pixel 6はUWBを搭載していないため、将来的にUWB対応が追加されたとしても、ドアにタッチしてカギの施錠・解錠することになります。
当然ながら車側もデジタルカーキーサポートしている必要がありますが、具体的な車種は発表されていません。少なくともBWM i4は対応車種に含まれていて、今後はより多くの車種がデジタルカーキーに対応するようです。
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