7月9日、楽天モバイルがDMM.comが運営するMVNO事業の「DMM mobile」とインターネットサービス事業の「DMM光」を買収したことを発表した。
楽天は9月1日付けで会社分割によって各事業を承継し、DMMに約23億円を交付する。
買収後もサービスを変わらず提供
楽天モバイルは2014年10月からサービスがスタートし、格安SIM/格安スマホを提供するMVNO契約数は国内1位を誇る。楽天市場の買い物で貯まるポイントが増えたり、携帯電話の料金で楽天スーパーポイントが貯まる・使えるのが特徴で、売上高はサービス回開始時から約6倍に拡大。モバイルショップの店舗数は全国で500店舗を突破した。
DMM mobileは2014年12月にサービスが開始し、当時“業界最安”を掲げて注目を集め、現在の契約数は約24万となっている。買収後の契約数は約220万となる見込み。
楽天モバイルは買収の目的にモバイル事業の顧客基盤の拡大と楽天エコシステムにおけるメンバーシップの強化をあげている。楽天モバイルは2019年10月にドコモやau、ソフトバンクと並ぶMNOとしてサービスを開始する予定で、キャンペーンを展開しDMM mobileを含む格安SIM/スマホサービスからキャリアへの移行を促すものとみられる。
なお、買収後もDMMモバイルやDMM光のサービス名称や通信サービスの内容、料金、支払方法は変わらないが、特典として付与されるDMMポイントは楽天スーパーポイントに移行されるとのこと。
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