2017年もあと1週間、今年もたくさんのスマートフォンが発売されたが、日本国内で最も売れたスマートフォンはダントツで「iPhone 7」となったようだ。
「iPhone 7」はシリーズ史上初めて防水に対応し、FeliCaも内蔵したことでApple Payにも対応。Suicaを使って電車の改札も通れるようになった。
iPhoneが上位独占、「iPhone 7」が唯一の二桁シェアに
全国の主要家電量販店やネットショップからの実売データを集計するBCNが「2017年スマートフォン シリーズ別販売台数シェア」を発表した。
機種名 | 販売シェア | |
---|---|---|
1位 | iPhone 7 | 24.6% |
2位 | iPhone 8 | 5.3% |
3位 | iPhone SE | 4.7% |
4位 | iPhone 7 Plus | 4.3% |
5位 | iPhone X | 3.1% |
6位 | HUAWEI P10 lite | 2.7% |
7位 | iPhone 5s | 2.6% |
8位 | HUAWEI P9 lite | 2.2% |
9位 | iPhone 8 Plus | 1.7% |
10位 | Android One S1 | 1.7% |
スマホの未来よりも実用的な「iPhone 8」を選択?
今年は、9月にiPhone 8/iPhone 8 Plus、11月にiPhone Xが発売。3月以降にワイモバイルとUQ mobileがiPhone SEを発売。結果的に5位までをiPhoneシリーズが独占、以前に比べてシェアは下がったものの、日本市場でのiPhone人気を今年も見せつける結果となっている。
iPhoneのなかでダントツの人気を集めたのが昨年9月に発売された「iPhone 7」、50%超のシェアを獲得するなどiPhoneを購入した人の半分以上がiPhone 7を選んだことになる。ここまでの大差が開いたのはiPhone 7が待望の防水とFeliCaに対応したことに加え、1年のうちで最もスマートフォンが売れる2月〜4月の春の商戦期時点で最新機種であったことが大きい。3月に発売されたiPhone SEも3位にランクインしている。また、新型iPhoneの発売でiPhone 7が値下げされたことも影響しているようだ。
新型iPhoneの争いでは「iPhone 8」がトップに、次いで「iPhone X」、「iPhone 8 Plus」となった。現時点では“スマートフォンの未来”ではなく、実用的なiPhoneを選ぶ人が多くなっている。
Androidではファーウェイが人気に
AndroidではSIMフリーの「HUAWEI P10 lite」と「HUAWEI P9 lite」、「Android One S1」がトップ10にランクイン。SIMフリースマートフォン市場シェアトップになるなど勢いづくファーウェイのスマートフォンが日本でも人気を集めている。主要3キャリアから発売されたスマートフォンでは「Xperia XZ SO-01J」が11位で最高。ずっと月額1,500円を割引く新料金プラン「docomo with」の対象機種である「Galaxy feel」も19位にランクインしている。
なお、冒頭で書いたとおり今回発表されたランキングにはキャリアショップでの売れ行きが反映されていない。
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